サンディエゴ・パドレスがアスレティックスの守護神メイソン・ミラーを現地７月31日のトレードデッドライン期限ギリギリで獲得した。新加入したクローザーの実力について、MLB通算168セーブを誇る球団OBのヒース・ベル氏が率直な見解を示した。
2007年から11年までパドレスの守護神として活躍したベル氏は自身の番組内で、パドレスに電撃加入した右腕に言及。「ミラーの投球スタイルが好きだ。彼はまるで『打てるものなら打ってみろ！』と言わんばかりに投げているように見えるが、実際はしっかりと狙いを定めて投げている」とコメント。剛腕の加入を歓迎していることを米メディア『ClutchPoints』が報じた。
2007年から11年までパドレスの守護神として活躍したベル氏は自身の番組内で、パドレスに電撃加入した右腕に言及。「ミラーの投球スタイルが好きだ。彼はまるで『打てるものなら打ってみろ！』と言わんばかりに投げているように見えるが、実際はしっかりと狙いを定めて投げている」とコメント。剛腕の加入を歓迎していることを米メディア『ClutchPoints』が報じた。
同氏はほかにも気づいた点を列挙。「時速104マイル（約167キロ）の速球を投げるだけの投手かと思っていたが、実際は制球力も抜群に良く、（ストライク）ゾーンのあらゆるコースを狙って投げ分けている」と高く評価。豪速球だけでなく、コントロールに長けている点を強調した。
続けて、「メジャーには速い球を投げるだけの投手、（例えば）非常に鋭いスライダーを持っているけど、狙いを定めて投げられない選手もいる。しかしミラーは違う。彼は狙いを定めて丁寧に投げている」と絶賛は止まらなかった。
26歳のミラーは2023年にメジャーデビュー。翌年にはアスレティックスの守護神として28セーブをマークした。今季も移籍前まではチームの絶対的クローザーとして活躍。38試合で１勝２敗20セーブ、防御率3.76の成績を残した。
リーグ西地区で首位ロサンゼルス・ドジャースを３ゲーム差で追うパドレスにとって、大きな補強となったミラー。弱小球団から強豪チームへと移籍した右腕は、シーズン後半戦でどのようなパフォーマンスを見せるのか。その剛腕から目が離せない。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ミラーが見せた最速167キロの豪速球！
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