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豪快弾2連発のラリー、捕手のシーズンHR新記録「49本」を樹立! 複数ホーマー試合数でも球団&スイッチヒッターの記録を更新する快挙

THE DIGEST編集部

2025.08.25

捕手のシーズン本塁打記録を更新したラリー。(C)Getty Images

捕手のシーズン本塁打記録を更新したラリー。(C)Getty Images

 覚醒したシアトルの主砲が新記録樹立だ。

 現地8月24日、カル・ラリー捕手(シアトル・マリナーズ)はアスレティックス戦で2打席連続ホームランを放った。今季の本塁打数を49に伸ばし、サルバドール・ペレス(カンザスシティ・ロイヤルズ)が2021年に記録した捕手のシーズン本塁打記録を更新した。

 序盤からエンジン全開だった。初回、無死一塁で打席に立ったラリーは先発左腕ジェイコブ・ロペスの2球目、真ん中やや高めに甘く入ったストレートを捉えた。17日のニューヨーク・メッツ戦以来の一発は、レフトスタンド上段に飛び込む推定飛距離448フィート(約136.5メートル)の特大アーチ。この一打でペレスの記録に並ぶと、さらに2回、2死二塁で今度はロペスの初球低めのチェンジアップを振り抜き、打球はレフトスタンド内の看板に直撃した。
 
 これでラリーはペレスの持つ48本のホームラン記録を更新し単独首位に。ダイヤモンドを一周しホームベースを踏むと、チームメイトらとハグやハイタッチで快挙を祝った。その後、スタンディングオベーションを送る本拠地のファンの大歓声にもヘルメットを取って応えた。

 また、マリナーズ広報の公式Xによると、今季ラリーがマークしているマルチ本塁打9試合は、1997年のケン・グリフィーJr.氏の8試合を抜いて球団史上最多。さらにスイッチヒッターとしても1961年のミッキー・マントル氏(当時ニューヨーク・ヤンキース)の同じく8試合を上回ったという。

 試合終了時点のラリーはシーズン60.5本塁打ペース。これは、マントル氏のスイッチヒッター記録54本(1961年)、グリフィーJr.氏の球団記録56本(1997、98年)を更新する勢い。さらにアーロン・ジャッジ(ヤンキース)のア・リーグ記録62本(2022年)を上回る可能性もある状況だ。

 現在ラリーは49本塁打で2位ジャッジを9本差、106打点で2位ライリー・グリーン(デトロイト・タイガース)を11点離して二冠達成も近づいている。シーズンも残り31試合と佳境を迎えつつあるなか、“ビッグ・ダンパー”はどこまで記録を伸ばすのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】ラリーが豪快48号&49号連発で捕手のシーズン本塁打記録を更新!
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