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「山本由伸の表情はファンの驚きを完璧に代弁」ドジャースvsパドレス最終戦の劇的シーンに米メディア脚光「またひとつ名場面を刻んだ」

THE DIGEST編集部

2025.08.26

今季11勝目を挙げた山本。終盤の勝ち越し打に驚きの表情を見せた。(C) Getty Images

今季11勝目を挙げた山本。終盤の勝ち越し打に驚きの表情を見せた。(C) Getty Images

 ナ・リーグ西地区で首位争いを演じているロサンゼルス・ドジャースとサンディエゴ・パドレスの今季カード最終戦は、現地時間8月24日にパドレスの本拠地ペトコ・パークで行なわれ、2連敗で迎えたドジャースが8対2で勝利し、敵地での天王山でスイープ負けを阻止している。

 この試合で、ドジャースは先発の山本由伸が6回2失点と粘りのピッチングを披露。2対2のスコアで迎えた7回表、ダルトン・ラッシングが決勝本塁打となる3ランを放ち、ドジャースが勝ち越しに成功。その後も大谷翔平の45号アーチなどで加点し、終盤に6点を挙げて勝負を決めた。山本は今季11勝目を挙げている。

 
 ライバルを相手に大きな意味を持つ勝利を掴んだドジャース。立役者となったラッシングの値千金の一発が飛び出した場面を、米メディア『CLUTCHPOINTS』が振り返っている。やはりベンチの様子は、熱狂とともに特別な空気に包まれていたようだ。

 7回、ラッシングの打球がスタンドに飛び込んだ瞬間について、同メディアは、「ドジャース・ダグアウトの数あるリアクションの中でも、ヨシノブ・ヤマモトの姿が目を引いた」などと回想。続けて、「ヤマモトは目を見開いたまま固まり、打球がスタンドに消えていくのを呆然と見つめていた。その表情は、スタジアムのファンが感じていた驚きを完璧に代弁していた」と綴っている。

 さらに、「ラッシングのホームランは単にスコアを動かしただけでなく、チームとファン全体に活力を与えた」と殊勲の一打を絶賛。加えて、エース右腕の投球については、「オールスター投手としてマウンド上では圧巻の投球を見せてきたヤマモトだが、これまで打線の援護には恵まれてこなかった。だからこそ、ラッシングがパドレス相手にあの土壇場で一撃を放った場面は、彼にとって完全な不意打ちだった」などと説いている。

 ルーキー捕手の“予想外”のアーチが勝負を決したこの一戦を受け、同メディアは、「ドジャースにとって、この瞬間は宿敵パドレスとの熱戦にまたひとつ名場面を刻むものとなった」と強調。さらに「常に感情がぶつかり合うドジャース対パドレス戦はこの試合も例外ではなかった。もしラッシングがこの調子で打ち続け、ヤマモトがエースとして投げ続けるなら、ロサンゼルスはナ・リーグ西地区を掌握し続けるだろう」と見通している。

 劇的な展開でドジャースが最後の首位攻防直接対決を制した。この先、10月にも対戦が組まれるとしたら、チームを勝利に導くのは果たして誰になるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】ラッシングの勝ち越しアーチに大盛り上がりとなるドジャースベンチ
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