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「マウンドを降りる際にブーイング」3ラン被弾で山本由伸の12勝目消したスコット、LAメディアが辛辣「ヤマモトはもっといい結果を手にするべきだった」

THE DIGEST編集部

2025.09.01

4対1で迎えた8回に登板したスコットが、3ラン本塁打を打たれて4対4の同点に。これで山本の12勝目が消えてしまった。(C)Getty Images

4対1で迎えた8回に登板したスコットが、3ラン本塁打を打たれて4対4の同点に。これで山本の12勝目が消えてしまった。(C)Getty Images

 現地8月31日、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸がアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に先発し、7回98球、被安打4、四死球0、10奪三振、1失点と好投。しかし、2番手のタナー・スコットが4対1で迎えた8回に3ラン本塁打を許して4対4の同点に追いつかれ、山本の12勝目が消えてしまった。

 試合は9回裏に代打のウィル・スミスがサヨナラ本塁打を放って、ドジャースが5対4で勝利。スイープ負けを回避した。しかし、地元LA記者らは、好投した山本やサヨナラ打のスミスを称賛する一方、8回に3ランを打たれたスコットに辛辣な言葉を投げかけた。

 地元紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス記者は、「順調に試合を進めていたドジャースが、コービン・キャロルに3ランを打たれて追いつかれた。スコットが今シーズン許した9本目の本塁打だ」と報じた。

『ESPN』のアルデン・ゴンザレス記者は、「スコットは過去2年のレギュラーシーズン146試合で計6本塁打を許している。今年は50試合で9本塁打を打たれている」と伝え、専門メディア『Dodgers Digest』などで執筆しているチャド・モリヤマ記者は「残念ながらタナーは、いつも通りの結果に終わった」と嘆いた。
 
 専門メディア『Dodger Blue』が、「スコットはブーイングを浴びながらマウンドを降りた」と現場の状況を伝えると、放送局『NBC Los Angeles』のマイケル・J・ドゥアルテ記者は、「スコットはまたもセーブを逃した。厳しいシーズンだ。すでに今シーズン9本を打たれており、その本数はさらに増えている。(勝ち投手の権利を失った)ヤマモトはもっといい結果を手にするべきだった」と辛辣に振り返った。

 また、フリージャーナリストのブレイク・ハリス氏は、「スコットとカービー・イェーツは、昨オフのドジャースによる大型ブルペン契約だった。しかしスコットは防御率4.44、イェーツのそれは4.72。少なくともイェーツは年末にはいなくなるだろう」とXにポスト。期待外れの成績を伝えている。

 スコットが山本の白星を消すのは、今シーズン3度目。マイアミ・マーリンズとサンディエゴ・パドレスで見せたような昨シーズンの圧倒的な投球が、ドジャースでは発揮されていない状況だ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】山本由伸の好投と、スコットが打たれた3ラン本塁打

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