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MLB

「最悪の状況だ」打撃不振の鈴木誠也に専門メディアが苦言…来オフ去就にも厳しい見解「カブスは放出をためらわないだろう」

THE DIGEST編集部

2025.09.12

苦戦を強いられる鈴木。終盤戦の活躍が期待される。(C) Getty Images

苦戦を強いられる鈴木。終盤戦の活躍が期待される。(C) Getty Images

 シカゴ・カブスの鈴木誠也は現地時間9月10日(日本時間11日)のアトランタ・ブレーブス戦で2打数1安打1打点2四球の内容で、チームの3対2の勝利に貢献。打点91はチームトップ、また19試合連続出塁中と、プレーオフ争いが大詰めを迎えている中で、打線の軸としてチームを支える存在だ。

 だが、球宴以降で本塁打がわずか2本と伸び悩み、9月の月間打率も.211と、後半戦に話題となっている打撃不振が現在も続いている感は否めない。上位打順での起用も変わらず、首脳陣からの復調への期待は小さくないものの、現在のパフォーマンスに対する厳しい反応も聞こえてきている。

 カブス専門メディア『CUBBIES CRIB』では9月10日の記事において、鈴木の不振を「最悪のタイミングでの急失速」などと評している。
 
 同メディアは、今季ここまでのスタッツを掘り下げており、「打率と出塁率はMLBでの4年間の中で最低の数字であり、長打率もキャリアで2番目に低い数値となっている」と指摘。さらに、他の指標にも目を向け、「シーズン通算のwRC+(得点創出能力を表す指標)は117でこれもキャリア最低の数値。wOBA(OPSよりもさらに細分化したデータから割り出す打撃指標)は.336と、キャリアワーストの.334をわずかに上回る程度に過ぎない」と説きながら、「スズキがこれまでで最悪の状況にあるのは明らかだ」と綴っている。

 さらに、後半戦の数字が上向いていないパフォーマンスを受け、「7月15日以降、スズキはカブス打線にとって大きな負担となっている」と訴える。

 他にも同メディアは、過去のシーズンでも好不調の波が大きかったなどと振り返りながら、「イアン・ハップとは違い、スズキは調子を崩してそこから修正して平均値に戻す力を示せていない」と主張。

 加えて、来シーズン終了時でのチームの契約状況にも触れており、「主力選手の多くが2026年を最後に契約切れとなるため、球団は重大な選択を迫られることになる。その中でスズキに関しては、日を追うごとに結論が容易になってきている」などと説明。若手外野手の層の厚さも理由に挙げ、「カブスは来季終了後、スズキの放出をためらわないだろう」と見通している。

 打線全体の不調が指摘されている後半戦のカブスにおいて、背番号27への風当たりはより強いものとなっていることは明らか。メジャー4シーズン目の最終盤、鈴木はまさに正念場を迎えている。

構成●THE DIGEST編集部

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