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ロバーツ采配にNHK解説も嫌な既視感!? 初被安打→投手交代→逆転被弾の悲劇に「あの時と同じモヤモヤ、心境ですよね」

THE DIGEST編集部

2025.09.16

ドジャースを率いるロバーツ監督。この日は采配が冴えなかった。(C) Getty Images

ドジャースを率いるロバーツ監督。この日は采配が冴えなかった。(C) Getty Images

  MLBナ・リーグ西地区首位のロサンゼルス・ドジャースと同東地区首位のフィラデルフィア・フィリーズの一戦が現地9月15日(日本時間16日)、ドジャー・スタジアムで行なわれ、フィリーズが6-5で勝利を収めて2年連続13度目の地区優勝を決めた。二転三転のシーソーゲームでカギを握ったのはドジャースの投手起用。これには中継解説者も疑問の声を上げざるを得なかったようだ。

 ドジャースは、中継ぎ左腕のアンソニー・バンダを“オープナー”起用。大谷翔平と本塁打王を争うカイル・シュワーバーや続く3番の強打者ブライス・ハーパーへの対策だったが、これが裏目に。1死でシュワーバーと対峙したバンダは、5球目の変化球を右中間スタンドに運ばれてしまったのだ。

 その後、ハーパーに四球を与えたところでバンダはお役御免。ここ5戦3勝と好調の右腕エメット・シーハンがバトンを受けた。シーハンは初回を無失点で切り抜けると、以降6回まで毎回の7奪三振で1本のヒットも許さない快投を見せる。

 しかし7回、先頭のオット・ケンプに初めての被安打となるエンタイトルツーベースを許すと、ここですぐさまデーブ・ロバーツ監督はシーハンから左腕のジャック・ドレイヤーにスイッチ。ドレイヤーは適時打と2ラン本塁打を浴び、瞬く間に逆転されてしまった。

 悉く裏目に出るロバーツ監督の采配にネット上も大荒れ。「ロバーツの交代策は間違い」「散々な采配」「せっかくシーハン抑えてたのに、ロバーツの采配あかんわ」「ヒットを一本打たれたら機械的に交代させて、後続の投手が被弾する… ロバーツ采配このパターン多すぎないか?」などと日米のファンから憤慨する声が寄せられた。

 一方、NHK BSのMLB中継で解説を担当した元ドジャースの斎藤隆氏もロバーツ監督の采配には違和感を抱いたようだ。初回のバンダのオープナー起用には、「バンダの自信を喪失させてしまった。何一ついいことのないオープナーになってしまった」と指摘。さらにシーハンからドレイヤーに交代したタイミングについて、「せめてワンアウトを取ってから交代したほうが、精神的にも楽だったのでは」「ノーアウト二塁から3つアウトを取るというのは、投手からすれば大きな負担になる」などと見解を述べた。

 また、実況アナウンサーからは、山本由伸のノーヒット・ノーラン寸前の投球からの逆転劇が思い起こされるという話が振られると、斎藤氏は「あの時と同じモヤモヤというか、同じ心境ですよね。皆さん」と、既視感を抱くような展開にもどかしさを感じたようだ。

 試合は二転三転の白熱したシーソーゲームの末に、フィリーズが6-5で勝利。最後には斎藤氏も「凄い試合でした」と両チームの健闘を讃えていた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】シーハンから代わったドレイヤーがまさかの逆転2ランを被弾! 
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