ロサンゼルス・ドジャースは現地９月20日、サンフランシスコ・ジャイアンツ戦に７対５で勝利。４連勝で地区優勝のマジックナンバーを「３」まで減らした。

　ドジャース先発のタイラー・グラスノーが初回からジャイアンツ打線に捕まる。なかなか制球が定まらないなか、連打と四球で１死満塁の場面を作り、ブライス・エルドリッジにレフトフェンス直撃のタイムリーツーベースで３点の先制を許す。さらにヒットと四球で再び満塁にピンチを招くと、押し出しで１失点。打者一巡の猛攻を受け、この回43球を投じて４点を失う。

　苦戦する右腕に打撃陣は黙っていない。初回、フレディ・フリーマンが死球で出塁すると、続くマックス・マンシーがジャイアンツ先発テン・カイウェイからライトスタンドに運ぶ２ランホームランで２点を返す。

　３回にはムーキー・ベッツの四球から、マンシー、テオスカー・ヘルナンデスへの連続死球で場内が騒然となる一幕も。２死満塁からトミー・エドマンの打席はサードのポップフライに終わり、この回は無得点に終わる。
  　さらにジャイアンツが２番手ホゼ・ブートに代えた４回、マイケル・コンフォートのソロ本塁打で１点差に迫ると、大谷、ベッツが連続四球で１死一、二塁のチャンスに。フリーマンが右前へのタイムリーヒットを放ち、ついに試合を振り出しに戻す。

　５回にはエドマンのソロホームランでドジャースが勝ち越しに成功。５回まで101球を投げ４失点、６被安打、７奪三振、４四球の内容で降板したグラスノーに勝ち投手の権利がついた。

　そして６回には大谷が今季53号のソロホームランを放ったほか、続くベッツもヒットで塁に出ると、T・ヘルナンデスにタイムリーヒットが出て、リードを３点に拡げた。

　ドジャースは７回にカービー・イェーツがソロ弾を浴びて１点を失ったものの、以降はアンソニー・バンダ、ジャスティン・ロブレスキー、ウィル・クライン、ジャック・ドレイヤーら中継ぎ陣が無失点に抑えて、リードを最後まで守り切った。

構成●THE DIGEST編集部

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