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ジャイアンツにとって厄介な「ショウヘイ問題」 ドジャース移籍後2年間で10本塁打…地元放送局が嘆き節「徹底的に打ちのめしてきた」

THE DIGEST編集部

2025.09.21

ジャイアンツ戦で無類の強さを発揮している大谷。(C) Getty Images

 嘆き節が止まらない。

 現地時間9月20日(日本時間21日)、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は、本拠地ドジャースタジアムで行なわれたサンフランシスコ・ジャイアンツとのカード第3戦に「1番・DH」として先発出場し、6回に2試合連続となる53号ソロをマーク。ナ・リーグ本塁打争いでフィラデルフィア・フィリーズのカイル・シュワーバーに並び、1位タイへと浮上した。
 

 本拠地を熱狂させる一発が飛び出したのは、6回先頭の第4打席。ジャイアンツの4番手右腕ジョエル・ペゲーロと対峙すると、カウント2-2から投じられた外角高めのフォーシームを振り抜き、これが打球速度107.4マイル(約172.8キロ)、飛距離403フィート(約123メートル)を計測する左中間席への豪快弾となった。直近5試合で4本塁打と絶好調だ。

 試合後、サンフランシスコの地元放送局『NBC Sports Bay Area』は、「ショウヘイ問題」と記事内で銘打ち、悲痛な胸の内を記述。「約21か月前、オラクル・パークでオオタニに7億ドルの契約を提示した。しかし、彼は代わりにドジャースを選び、彼に未来を託そうとしたジャイアンツを、直近2シーズンにわたって徹底的に打ちのめしてきた」と綴っている。

 2023年オフ、ドジャースの契約内容と同額のオファーを提示していたとされるジャイアンツ。「オオタニが6回、ドジャースにとってこの試合4本目の本塁打を放ち、チームのリードを広げた。彼にとっては、これが今季のジャイアンツ戦で放った6本目の本塁打であり、ドジャース移籍後の25試合では、10本目だ」とその破壊力が強調されていた。

 今季も圧倒的な存在感を放っている大谷。獲得競争で敗れたジャイアンツにとっては、彼がいまや大きな脅威となっているようだ。

構成●THE DIGEST編集部

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