現地９月22日、MLB公式サイトのウィル・リーチ記者は、今季レギュラーシーズン最後の30球団パワーランキング、各球団の最優秀選手（MVP）を独自に選出。前回４位から３位に順位を上げたロサンゼルス・ドジャースから、投打で驚異的なパフォーマンスを見せている大谷翔平をMVPに選んだ。

　打者として出場153試合で打率.283（リーグ９位）、53本塁打（同１位タイ）、99打点（同５位）、141得点（同１位）、19盗塁（同18位タイ）、OPS1.015（同１位）と圧巻の打棒を披露。さらに６月以降は、約２年ぶりに復帰した投手としても13試合で41イニングを投げ、１勝１敗、防御率3.29、54奪三振と調子を上げている。

　こうした活躍ぶりには、リーチ記者も賛辞の言葉を惜しまない。寸評では、「ほぼ全ての打撃カテゴリーでトップに立ち、今や投球も再開。ポストシーズンに向け、自らを完璧な状態へと鍛え上げている。昨年とは違う」と偉才の二刀流パフォーマンスを高く評価。「これ以上何を望むというのか？」と最大級の賛辞を贈った。
  　また、１位のミルウォーキー・ブルワーズは、「誰が選ばれてもおかしくない」というなか、32先発で17勝６敗、防御率2.68を記録しているフレディ・ペラルタをMVPに選出。２位のフィラデルフィア・フィリーズからは、打率こそ.241だが、53本塁打、129打点と打線を牽引してきたカイル・シュワーバーをMVPに選び、「今年はカイルの年だ」と紹介した。

　なお、同サイトが発表した今季最後の30球団パワーランキング上位（カッコ内はMVP選手）は、以下の通りだ。

１位 ミルウォーキー・ブルワーズ（フレディ・ペラルタ）
２位 フィラデルフィア・フィリーズ （カイル・シュワーバー）
３位 ロサンゼルス・ドジャース（大谷翔平）
４位 トロント・ブルージェイズ（ブラディミール・ゲレーロJr.）
５位 シカゴ・カブス（カイル・タッカー）
６位 シアトル・マリナーズ（カル・ローリー）
７位 ニューヨーク・ヤンキース（アーロン・ジャッジ）
８位 ボストン・レッドソックス（ギャレット・クロシェ） 
９位 クリーブランド・ガーディアンズ（ホセ・ラミレス）
10位 デトロイト・タイガース（タリク・スクーバル）

構成●THE DIGEST編集部

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