現地９月23日、ロサンゼルス・ドジャースが敵地チェイス・フィールドでアリゾナ・ダイヤモンドバックスと対戦。序盤にリードしながらも、９回裏に逆転を許して４対５のサヨナラ負けを喫した。

　ドジャースの先発は大谷翔平。４回まで12個のアウトのうち、８個を三振で奪う力投を見せた。大谷は６回91球、被安打５、８奪三振、無失点。先発の役割を十分に果たした。

　７回表時点で４対０とリードしていたドジャースだったが、またしてもブルペン陣がリードを守れず。ジャック・ドレイヤー、エドガルド・ヘンリケスが７回裏に３点を奪われた。

　８回はアレックス・ベシアが無失点に抑えたが、９回裏に登場のタナー・スコットが２四死球、送りバントで１死二、三塁のピンチを背負い、９番ホルヘ・バローサに犠飛を打たれて同点に。さらに１番ヘラルド・ペルドモに適時打を打たれて、ドジャースが痛恨のサヨナラ負けを喫した。

　ブルペン陣の不調がレギュ―ラーシーズン最終盤になっても改善されないなか、30年にわたって地元紙『Los Angeles Times』でドジャースなどを担当したジャーナリストのマイク・ジョバンナ氏が、ダイヤモンドバックス戦の敗戦後、ドジャースに対して私見を提示した。

「佐々木朗希が救世主になるかもしれない」
  　ジョバンナ氏は９月22日にも、3Aでリリーフとして好投した佐々木について、「救援を切実に必要とするドジャースにとって、この力強い右投手がポストシーズンのブルペンの選択肢として浮上するかもしれない期待が高まった」と伝えたほど、佐々木のリリーフ入りを推している。

『MLB.com』のソニア・チェン記者によると、右肩痛のため傘下3Aでリハビリ調整を続けていた佐々木が、24日にもメジャー復帰するという。佐々木は先発ではなくリリーフでの起用が濃厚で、内容次第ではポストシーズンのメンバー入りの可能性があるようだ。

　ブルペン陣がリードを守れない状況が続くなか、マイナーでリリーフを経験した佐々木が満を持して復帰。ジョバンナ氏が言うように、佐々木がポストシーズンの救世主になるかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】Dバックス戦に先発した大谷翔平が６回無失点投球！