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MLB

ドジャースブルペン陣の絶不調は「球団史上最悪」米記者が指摘「もしスコットが10セーブ失敗をしていなければ、最高勝率を記録していたはず」

THE DIGEST編集部

2025.09.24

ダイヤモンドバックス戦で2点のリードを守れず、サヨナラ打を許したスコット。今シーズンのセーブ失敗は10を数える。(C)Getty Images

ダイヤモンドバックス戦で2点のリードを守れず、サヨナラ打を許したスコット。今シーズンのセーブ失敗は10を数える。(C)Getty Images

 現地9月23日、ロサンゼルス・ドジャースがまたしてもリリーフ陣の救援失敗で4対5のサヨナラ負けを喫した。

 敵地チェイス・フィールドでアリゾナ・ダイヤモンドバックスと対戦したドジャースは先発の大谷翔平が6回無失点と好投。しかし、ブルペン陣が打ち込まれて4点のリードを守り切れなかった。

 大谷は初回、2回と三者凡退と最高の立ち上がりを見せ、4回までの12個のアウトのうち、8個を三振でマーク。6回91球、被安打5、8奪三振、四死球0、無失点と完璧なパフォーマンスを披露した。

 しかし、ブルペン陣はこの試合でも相手打線に打ち込まれてしまった。大谷が降板した直後の7回にジャック・ドレイヤーとエドガルド・ヘンリケスが計3失点。8回はアレックス・ベシアが無失点に抑えたが、9回にはタナー・スコットがサヨナラ打を打たれて逆転サヨナラ負けを喫してしまった。

 米放送局『NBC Los Angeles』のマイケル・J・ドゥアルテ記者によると、スコットのセーブ失敗は10回目。「もしスコットが10セーブ失敗をしていなければ、ドジャースはメジャーで最高勝率を記録していたはずだ。これには他の救援投手のセーブ失敗は含まれていない」と続けた。
 
「ドジャース全体で見ると、今シーズンのセーブ失敗は26回。これがなかったら、もちろん、ドジャースがメジャー最高成績を残していた。『Fangraphs』によると、ブルペン陣の自責点304は球団史上最多。さらに96回の“メルトダウン”を経験している。“メルトダウン”とは、リリーフ投手が勝率貢献度(WPA)を大幅に低下させ、勝利の可能性を著しく損なうケースを指す。その回数96も球団史上最悪の数値だ」

 また、全米野球記者協会の会員で、MLB公式などで記事を執筆しているカイル・グレイザー記者も、ドジャースのブルペン陣の不甲斐なさに言及。「スコットは防御率4.91、10回のセーブ失敗。ブレイク・トライネンは防御率5.55で、直近5登板で4敗している。また、カービー・イェーツは防御率5.23で、過去10イニングで9失点」と自身のXに記し、リリーフ陣の絶不調を数字で示した。

 ポストシーズン進出が決まっているドジャースに、大きな課題が付きつけられている。

構成●THE DIGEST編集部

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