現地９月25日、ロサンゼルス・ドジャースが敵地でのアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦に８対０で勝利。４年連続の地区優勝を決めた。先発投手の山本由伸は６回無失点７奪三振で12勝目を飾った。１番・指名打者で先発した大谷翔平は54号２ランを含む５打数１安打、１得点、２打点の内容でポストシーズン進出に貢献した。

　地区優勝を決めたドジャースは試合後、ロッカールームでシャンパンファイトを催し、歓喜に酔いしれる前にデーブ・ロバーツ監督が熱いスピーチを行なった。
  「よし、みんなこっちに集まってくれ。さあ行こう、行こう！ みんな聞いてくれ。まず最初に言いたいのは、ナ・リーグ西地区優勝おめでとう。世界中の誰もが、この地区はロサンゼルスのものだと知っている。そしてこれは第一歩にすぎない。

　数日前にも話したように、これからの５週間は君たちの人生で最も大事な５週間にならなければならない。絶対にそうだ。俺がみんなに求めるのは、これからも仲間のためにプレーし続けること。それだけだ。これから先に大事なのは、最後まで勝ち残ること、そしてチャンピオンになるためにできることをすべてやり切ること。

　この部屋にいる全員はもちろん、ここにいない多くの人たちも、この瞬間に貢献してくれている。だからこそ、今夜は楽しもう。この勝利を存分に味わおう。君たちはその権利がある。だが決して気を緩めるな。この先５週間、闘志を失うな。その“エッジ”を持ち続けろ。おめでとう。ありがとう！」

　この様子を伝えた地元専門メディア『Dodgers Nation』も公式Xで「ナ・リーグ西地区優勝を決めた直後にロバーツ監督がドジャースに贈ったスピーチは、鳥肌モノ！　シャンパンを開けて“10月の戦い”に備える前に聞くには、これ以上ない完璧な言葉だった」と称賛した。

　はたしてドジャースは２年連続の世界一を勝ち取ることはできるのか。今後の戦いにも注目だ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】地区Vドジャースのシャンパンファイト前の様子！