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MLB

「ドジャースに勝つ確率は百万分の1」米メディアがWCSを予測、レッズは“最大の試練”に直面「野球界最高額の年俸を誇るチームと対戦」

THE DIGEST編集部

2025.09.30

レッズの注目選手は、打率.264、22本塁打、86打点、37盗塁のデラクルーズ(右)。大谷翔平と話すために日本語を勉強していると明かし、指で“ツンツン”したことも話題になった。(C)Getty Images

レッズの注目選手は、打率.264、22本塁打、86打点、37盗塁のデラクルーズ(右)。大谷翔平と話すために日本語を勉強していると明かし、指で“ツンツン”したことも話題になった。(C)Getty Images

 現地9月30日(日本時間10月1日)にMLBプレーオフのワイルドカード・シリーズ(WCS)が始まる。ア・リーグはデトロイト・タイガース対クリーブランド・ガーディアンズ、ボストン・レッドソックス対ニューヨーク・ヤンキース、ナ・リーグはシンシナティ・レッズ対ロサンゼルス・ドジャース、サンディエゴ・パドレス対シカゴ・カブスのカードとなった。

 米メディア『FanSided』はこの4カードのなかで、“最大の試練”に直面しているチームとしてドジャースと対戦するレッズを挙げた。レッズはレギュラーシーズン最終戦のミルウォーキー・ブルワーズ戦に2対4で敗戦。しかし、ニューヨーク・メッツがマイアミ・マーリンズに0対4で敗れ、ともに83勝79敗で並んだため、メッツに4勝2敗と勝ち越していたレッズのプレーオフ進出が決定した。

 レッズがポストシーズンを戦うのは、新型コロナウイルスによってレギュラーシーズンが60試合に短縮された2020年シーズン以来で、162試合のフルシーズンでは13年以来。1995年には地区シリーズでドジャースと対戦し、3勝0敗でリーグ優勝決定シリーズに進んでいる。90年にはワールドシリーズを制したが、それでも、91年以降は95年のリーグ優勝決定シリーズ進出が最高成績となっている。

 投手陣には、14勝のブレイディ・シンガー、11勝のニック・マルティネス、いずれも10勝のアンドリュー・アボット、ザック・リテル(トレード期限でタンパベイ・レイズから加入)がおり、打者にも打率.264、22本塁打、86打点、37盗塁のエリー・デラクルーズが健在だ。昨シーズンまでドジャースでプレーしていたギャビン・ラックスも打率.269と数字を残している。

「レッズは完全に行き詰まったチームではない。ドジャースは負傷者の多い不安定なシーズンを送り、レギュラーシーズンの最終盤に調子を取り戻したが、ワールドシリーズ王者に付け入る隙がないわけではない」
 
 しかし、両チームのレギュラーシーズンの対戦成績は、レッズの1勝5敗。しかもワイルドカード・シリーズが行なわれる敵地ドジャー・スタジアムでは3連敗を喫している。

 24年シーズンのワールドシリーズ王者ドジャースは、55本塁打を記録した大谷翔平を筆頭に、投打両面に多くのスター選手を擁している。そんな状況を踏まえ、同メディアは、レッズがドジャースを倒す確率を「百万分の1」と予想。ドジャースの勝ち上がりは不動だと見通した。

「レッズには勝利を掴む力を持つエースがいる。野球界最高額の年俸を誇るチームと対戦し、勝つ可能性はあるだろう。ただ、その確率は百万分の1だ。ワイルドカード・シリーズを戦うチームのなかで、レッズが最も険しい道を歩んでいる」

 中地区3位となり、ワイルドカードでポストシーズン進出を決めたレッズ(83勝79敗)と、西地区で優勝したドジャース(93勝69敗)。圧倒的不利と見られているレッズが、王者相手にどんな試合を見せるのか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】デラクルーズが大谷翔平に“ツンツン”。塁上でのいちゃつきぶりが話題に
 
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