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MLB

「シリーズではなく準備運動」WCS初戦のドジャース快勝、LA記者は“当然”と認識「このラウンドで“二軍レベル”と戦うのは本来ならおかしな話」

THE DIGEST編集部

2025.10.01

レッズ戦で2本の本塁打を放った大谷。(C)Getty Images

レッズ戦で2本の本塁打を放った大谷。(C)Getty Images

 現地9月30日、プレーオフのワイルドカード・シリーズ(WCS、3戦2勝制)初戦に臨んだロサンゼルス・ドジャースは、本拠地でシンシナティ・レッズと対戦。10対5で勝利し、東地区を制したフィラデルフィア・フィリーズが待つ地区シリーズ進出に王手をかけた。

 大谷翔平とテオスカー・ヘルナンデスがそれぞれ2本塁打を放ち、トミー・エドマンにも1発が飛び出した。7回には代打のアンディ・コールとベン・ロートベットが連続適時打を放って、計15安打のドジャースが大量10点を挙げている。

 投げては先発のブレイク・スネルが7回91球、被安打4、9奪三振、1四球、2失点と好投。8回に2番手アレックス・ベシアと3番手エドガルド・ヘンリケスが合わせて3失点とブルペン陣に課題を残したものの、ワイルドカード・シリーズ初戦を制している。

 7回にブルペン陣が失点するまでは、10対2と一方的な展開。戦前から予想されていたように、ドジャースがレッズを圧倒した。

 試合後、カリフォルニア地元紙『Orange County Register』のビル・プラシュケ記者は、「これはシリーズではなく準備運動だ。ドジャースがこのラウンドで“二軍レベル”と戦うのは本来ならおかしな話。選手たちもそれを自覚している。この状況を一刻も早く脱するために、打撃と投球で相手を打ちのめそうと全力を尽くした。ディフェンディング・チャンピオンにワイルドカードは似合わない」と、レッズ相手の勝利は当然だと受け止めた。

 
「ドジャースはナ・リーグ順位表でレッズに10ゲーム差をつけた。レギュラーシーズンの終盤にブルペンが崩壊していなければ、勝率で上位2チームに入って過去3シーズンと同様に地区シリーズからの出場となっていたはずだ。レッズがワイルドカード・シリーズに進めたのは、ニューヨーク・メッツが終盤に躓いたため。2戦目に山本由伸が先発することを考えれば、レッズに勝ち目はない。こんにちは、レッズ。さようなら、レッズ。今週末はドジャースとフィリーズの地区シリーズ(5戦3勝制)に注目が集まる」

 ただひとつ、ブラシュケ記者はドジャースに注文を付けた。レギュラーシーズンの終盤に見られたブルペン陣の失態だ。「10対2と8点をリードしながら、7回に3点を奪われ、さらに失点を重ねる可能性があった。このブルペン陣がプレーオフでどこまで耐えられるのかは分からない」と懸念を示した。

「ワイルドカード・シリーズはすぐ終わり、その先に待つフィリーズ戦から本番だ」。ドジャースが現地10月1日(日本時間2日)のCWS第2戦でレッズに勝てば、地区シリーズ進出が決定する。“ナ・リーグ最強”との評判もあるフィリーズとの一戦は激戦必至だ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】レッズ戦で大谷翔平が放った2つの本塁打!

 
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