現地10月1日、ワイルドカード・シリーズの第2戦でロサンゼルス・ドジャースがシンシナティ・レッズに8対4で勝利。通算成績を2勝とし、フィラデルフィア・フィリーズが待つ地区シリーズへの進出を決めた。
レッズとの第2戦に先発して、6回2/3、113球、被安打4、9奪三振、2失点(自責点0)と快投した山本由伸に加え、注目を集めたのがリリーフ起用の佐々木朗希だった。
というのも、レギュラーシーズンの後半にブルペン陣が不調に陥って、試合終盤の失点を繰り返し。ポストシーズンでもレッズとの初戦では、2番手アレックス・ベシアと3番手エドガルド・ヘンリケスが四球と安打でピンチを広げて失点を重ねた。
第2戦でも、先発からブルペンに回って3番手として登板したエメット・シーハンが安打、四球、適時打、四球、犠飛で2点を許し、4番のベシアも失点こそしなかったものの、四球を与えて2死満塁とピンチを広げてしまった。
スムーズにいかないブルペン陣にあって、第2戦の9回に登場した佐々木が異彩を放った。『MLB.com』のソニア・チェン記者は、「あと3つのアウトで勝てる状況になっても、ドジャー・スタジアムの雰囲気は冷え込んでいた。ブルペン陣が不安定な投球を続けたからだ。そんな時、球場のスピーカーから“バイラロ・ロッキー”(ラテン系のアップテンポなダンスナンバー)が鳴り響き、佐々木がブルペンから登場するとドジャー・スタジアムの空気が一瞬にして一変した」と、大観衆の佐々木に対する反応を振り返った。
ファンの期待を一身に背負った佐々木は、先頭の2番スペンサー・スティーアに対して100.7マイル(約162.1キロ)のフォーシームでストライクを取り、3球目は101.1マイル(約162.7キロ)のフォーシームを投じてファウルを取ると、4球目は渾身のスプリットで空振り三振に仕留めた。
「ローキコール」が鳴り響きドジャー・スタジアムがヒートアップするなか、続く3番ギャビン・ラックスを2球のフォーシームで追い込み、最後はスプリットで空振り三振。4番オースティン・ヘイズには最速101.4マイル(約163.2キロ)を計測したフォーシームで追い込んで、最後はフォーシームで遊直に抑えて試合を締めた。
「舞台は整い、佐々木は見事なパフォーマンスを見せた。シーズンハイの101.4マイルを記録し、9回を3人で抑えてチームの勝利に貢献。4月26日以来、本拠地での登板となった右腕は、当時とは明らかに別人のように見えた。負傷者リスト入りしていた佐々木は投球フォームの改善と筋力強化に努め、球速も向上させた」
チェン記者によると、佐々木の力投にチームメイトのマックス・マンシーは、「本当にすごい。ただただ、すごいとしか言いようがない」と大絶賛。「まさにこれこそが、チームに必要なことだった」と語った。
続けてチェン記者は、「佐々木がレギュラーシーズン最終週にリリーフ投手として復帰して以来、その実力以上にチームメイトの目に留まったのは、その精神力だ」と記載。「今年初め、8試合の先発で防御率4.72。3月29日のホームデビュー戦ではわずか1回2/3しか投げられず、感情的になる場面が見られた。それから6か月。佐々木は慣れない役割をこなし、そして以前よりも、ずっと自信を深めているように見える」と佐々木の変貌ぶりを、驚きを持って報じた。
ドジャースは現地10月4日(日本時間5日)から、“ナ・リーグ最強”とも称されるフィリーズとの地区シリーズ(5戦3勝制)に挑む。メジャー1年目でリリーフ起用されている佐々木が、ドジャース投手陣のキーマンになるかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ドジャー・スタジアムを大いに沸かせた佐々木朗希の好投!
レッズとの第2戦に先発して、6回2/3、113球、被安打4、9奪三振、2失点(自責点0)と快投した山本由伸に加え、注目を集めたのがリリーフ起用の佐々木朗希だった。
というのも、レギュラーシーズンの後半にブルペン陣が不調に陥って、試合終盤の失点を繰り返し。ポストシーズンでもレッズとの初戦では、2番手アレックス・ベシアと3番手エドガルド・ヘンリケスが四球と安打でピンチを広げて失点を重ねた。
第2戦でも、先発からブルペンに回って3番手として登板したエメット・シーハンが安打、四球、適時打、四球、犠飛で2点を許し、4番のベシアも失点こそしなかったものの、四球を与えて2死満塁とピンチを広げてしまった。
スムーズにいかないブルペン陣にあって、第2戦の9回に登場した佐々木が異彩を放った。『MLB.com』のソニア・チェン記者は、「あと3つのアウトで勝てる状況になっても、ドジャー・スタジアムの雰囲気は冷え込んでいた。ブルペン陣が不安定な投球を続けたからだ。そんな時、球場のスピーカーから“バイラロ・ロッキー”(ラテン系のアップテンポなダンスナンバー)が鳴り響き、佐々木がブルペンから登場するとドジャー・スタジアムの空気が一瞬にして一変した」と、大観衆の佐々木に対する反応を振り返った。
ファンの期待を一身に背負った佐々木は、先頭の2番スペンサー・スティーアに対して100.7マイル(約162.1キロ)のフォーシームでストライクを取り、3球目は101.1マイル(約162.7キロ)のフォーシームを投じてファウルを取ると、4球目は渾身のスプリットで空振り三振に仕留めた。
「ローキコール」が鳴り響きドジャー・スタジアムがヒートアップするなか、続く3番ギャビン・ラックスを2球のフォーシームで追い込み、最後はスプリットで空振り三振。4番オースティン・ヘイズには最速101.4マイル(約163.2キロ)を計測したフォーシームで追い込んで、最後はフォーシームで遊直に抑えて試合を締めた。
「舞台は整い、佐々木は見事なパフォーマンスを見せた。シーズンハイの101.4マイルを記録し、9回を3人で抑えてチームの勝利に貢献。4月26日以来、本拠地での登板となった右腕は、当時とは明らかに別人のように見えた。負傷者リスト入りしていた佐々木は投球フォームの改善と筋力強化に努め、球速も向上させた」
チェン記者によると、佐々木の力投にチームメイトのマックス・マンシーは、「本当にすごい。ただただ、すごいとしか言いようがない」と大絶賛。「まさにこれこそが、チームに必要なことだった」と語った。
続けてチェン記者は、「佐々木がレギュラーシーズン最終週にリリーフ投手として復帰して以来、その実力以上にチームメイトの目に留まったのは、その精神力だ」と記載。「今年初め、8試合の先発で防御率4.72。3月29日のホームデビュー戦ではわずか1回2/3しか投げられず、感情的になる場面が見られた。それから6か月。佐々木は慣れない役割をこなし、そして以前よりも、ずっと自信を深めているように見える」と佐々木の変貌ぶりを、驚きを持って報じた。
ドジャースは現地10月4日(日本時間5日)から、“ナ・リーグ最強”とも称されるフィリーズとの地区シリーズ(5戦3勝制)に挑む。メジャー1年目でリリーフ起用されている佐々木が、ドジャース投手陣のキーマンになるかもしれない。
構成●THE DIGEST編集部
【動画】ドジャー・スタジアムを大いに沸かせた佐々木朗希の好投!
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