MLB通算45勝、33セーブの元メジャーリーガー・長谷川滋利さんが10月３日、自身のSNSを更新。ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希が、２日に行なわれたワイルドカード・シリーズ第２戦のシンシナティ・レッズ戦で９回に登板し、MLBの舞台で初めてクローザーを務めたことについて私見を述べた。

　佐々木は４点リードの９回にマウンドに上がると、２番スペンサー・スティアを160キロ台の直球とスプリッターで攻め、空振り三振に仕留めた。続く３番ギャビン・ラックスも同様に直球とスプリッターを織り交ぜ、空振り三振。最後は４番オースティン・ヘイズを最速101.4マイル（約163.2キロ）の速球を含む３連続ストレート勝負で打たせて取り、遊直に抑えた。
  　３人の打者をわずか11球で無安打、２奪三振に封じた佐々木について、長谷川さんは自身のXで「短いイニングなら、100マイル（約160.9キロ）のフォーシームと、このスプリッターで充分です」と高く評価し、こう期待を込めた。

「ドジャース、ブルペンの救世主となって欲しいですね」

　ドジャースはレッズに２連勝し、地区シリーズ進出（５戦３勝制）を決定。現地４日（日本時間５日）からはじまるフィラデルフィア・フィリーズとの戦いで、再び佐々木がクローザーとして起用されるのか注目される。

　新たな役割で圧巻のピッチングを披露した右腕の今後のパフォーマンスに期待だ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】速球とスプリッターで攻めまくる！“クローザー”佐々木朗希の圧巻投球