現地10月３日、フィラデルフィア・フィリーズは、ロサンゼルス・ドジャースと対戦するナショナル・リーグ地区シリーズ（NLDS）の前日練習を本拠地で実施。記者会見では、選手たちがドジャース専門サイト『Dodger Blue』などの取材に応じ、熱い意気込みを語った。

　この大一番で注目度が高いのは、やはり第１戦で先発予定の大谷翔平（ドジャース）だ。９月に入ってからの直近３試合では、14回２／３を連続無失点に抑え、その間に18奪三振を記録。フィリーズの選手たちにとってもその存在が大きな脅威なのは、間違いない。

　今回の会見で捕手JT・リアルミュートは、「とにかく素晴らしい投手だ。巧みに投球を混ぜ、打者のバランスを崩せる。みんなが球質の高さ、ボールの伸び、変化球の鋭さを強調していた」とコメント。「僕らにとって挑戦だが、２度目の対戦なのが僕らを助けると思う」と期待を込めた。
　
　また、第１戦で大谷と投げ合う予定の先発左腕クリストファー・サンチェスは、「最近LAで対戦したのは、素晴らしい経験だ。ただ、今は自分のピッチングに集中している」と語る。「僕らには素晴らしい打線がある」「互いをマウンド、そしてフィールドで支え合うことが重要だ」とチームの結束を訴えていた。
  　９月16日（同17日）の前回対戦で大谷はフィリーズ打線を５回無安打無失点、５三振１四球に抑えている。はたして今回は、どういった結果になるだろうか。

　注目の第１戦は、日本時間５日の午前７時38分にプレーボール予定。「実質的なワールドシリーズ」とも称される強豪同士の戦いから一瞬たりとも目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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