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MLB最優秀監督賞3度の名将がNPB入り熱望か 地元紙に衝撃告白「昔から日本で監督をしたい」「野球スタイルが大好き」

THE DIGEST編集部

2025.10.05

今季限りでジャイアンツの監督を解任されたメルビン氏。日本球界への興味を示した。(C)Getty Images

 MLBサンフランシスコ・ジャイアンツの監督を電撃解任されたボブ・メルビン氏が現地10月3日、地元紙『San Francisco Chronicle』の電話取材に応じ、インタビューのなかで日本球界入りを熱望していることが明らかになった。

 メルビン氏は2023年シーズン後にサンディエゴ・パドレスの監督を退任すると、同地区のジャイアンツの指揮官に就任した。迎えた翌年シーズンは80勝82敗で終え、今季も勝率5割(81勝81敗)にとどまり、ナ・リーグ西地区3位、ワイルドカードでの順位は5位でポストシーズン進出に失敗。チームは来季の契約を1年残した状態でメルビン監督の解任を発表した。

 前指揮官は「思い描いた形で終えることはできなかったが、後悔はないし、やり直せるとしても同じ選択をしただろう。アスレティックス(2011年~21年)とジャイアンツ(24年~25年)の両方を率いることができた。熱狂的なベイエリアのスポーツファンだった私にとって、それは想像以上の経験だ」と地元紙に感謝を伝えた。
 
 期待されたポストシーズン進出を果たせなかったことについては、「チームも選手もファンも次のレベルに行けると期待していたし、自分も同じ気持ちだった。だからこそ、本拠地での敗戦が続いたのは本当に辛かった」と振り返り、肩を落とした。

 それでも、「本拠地オラクル・パークでのサヨナラ勝ちや、熱気あふれる4月、マット・チャップマンを指導できたことなど、誇りに思える瞬間も多かった」と話し、ジャイアンツでの有意義な時間を強調。さらに63歳となったいま、異国での新たな夢を告白した。

「数日後の今、こうして話している段階ではっきりしたことは言えない。ただ、昔から日本で監督をしたいと思ってきた。それが現実的かはわからないけど、ずっと抱いている夢なんだ」

 同紙によると、メルビン氏は過去にアスレティックスを率いて2012年と19年に東京ドームで試合を行なった経験があり、日本の野球文化に触れてきた。マリナーズではイチロー、アスレティックスでは松井秀喜、パドレスではダルビッシュ有ら日本人選手とも縁が深い。「本当に一流の日本人選手たちと一緒にやってきたし、日本の野球スタイルが大好きだ。向こうで過ごした時間も、観戦した試合も心から楽しめた」とうれしそうに語った。

 2007年にナ・リーグ最優秀監督賞を、12年と18年にア・リーグ最優秀監督賞を受賞したメジャー屈指の名将が口にした日本球界への監督熱望。この一報はSNSを中心に瞬く間に日本のMLBファンにも伝わり、「面白そうなので賛成」「外国人監督は興味深い」「メジャーから日本に監督が来るのは少し新鮮かも」といった歓迎の声が寄せられ、さまざまな議論が活発化している。

 メジャー歴代20位の監督通算1678勝を挙げているメルビン氏の発言は、すでに大きな注目を集めている。今後の動向からも目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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