現地10月４日、大谷翔平（ロサンゼルス・ドジャース）が敵地で行なわれているフィラデルフィア・フィリーズとの地区シリーズ第１戦に１番・投手兼指名打者で先発出場した。１回表に三球三振、その裏は三者凡退に抑えた。この時点で大谷は、米球界の歴史に新たな金字塔を刻んだ。

　試合前、MLB公式サイトのサラ・ラングス記者は「ショウヘイ・オオタニが１番打者として出場する予定だ。ポストシーズンの試合で先頭打者として、先発登板する初めての投手となる」と紹介した。

　加えて、「現時点でポストシーズンで８番か９番以外でヒットを放った唯一の先発投手は、1918年にワールドシリーズ第４戦での６番ベーブ・ルースのみだ」と紹介。“野球の神様”でも成し遂げられなかった偉業をドジャースの背番号17が残した。
  　球場全体がすべて赤く染まる完全アウェーの雰囲気のなか、自身初めてポストシーズンの大舞台に登板した大谷。初回をゼロで抑えたが、２回に無死一、二塁から２点適時三塁打、犠飛でフィリーズに３点の先制を許した。

　現代の二刀流戦士が自らの偉業達成を白星で飾れるか。

構成●THE DIGEST編集部

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