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「“神クラス”のクローザーだ」佐々木朗希のキャリア初セーブ、米記者らが大絶賛!「圧倒的な支配力」「ブルペンの不調はどこにいった?」

THE DIGEST編集部

2025.10.05

フィリーズ戦の9回に登板し、キャリア初セーブをマークした佐々木。(C)Getty Images

フィリーズ戦の9回に登板し、キャリア初セーブをマークした佐々木。(C)Getty Images

 現地10月4日、ナ・リーグ地区シリーズのロサンゼルス・ドジャース対フィラデルフィア・フィリーズが行なわれ、ドジャースが5対3で勝利。佐々木朗希が5対3と2点リードの場面で9回に登板し、見事フィリーズ打線を抑え込んでキャリア初セーブを挙げた。

 5対3と2点リードの状況で、デーブ・ロバーツ監督が9回を託したのは佐々木だった。キャリア初のセーブ機会登板となった佐々木は、先頭の6番JT・リアルミュートを高めのスプリットで見逃し三振を奪い、7番マックス・ケプラーに二塁打を打たれたものの、続くニック・カステヤノスを二ゴロに抑え、ブライソン・ストットを三邪飛に打ち取り、キャリア初のセーブを記録した。

 ドジャースは、とりわけレギュラーシーズン終盤にブルペン陣が絶不調。先発投手の好投を無駄にするような失点を繰り返していたが、この日は、先発投手のタイラー・グラスノーがブルペンに回って2番として登板。1回2/3を無失点で切り抜け、3番手のアレックス・ベシアが8回の2死満塁のピンチをゼロで抑えきった。

 迎えた9回は、佐々木が無失点に抑えてドジャースがリードを守り切り、地区シリーズの初戦を制した。

 レギュラーシーズンの最終盤に負傷者リストから復帰した佐々木は、9月24日のアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦でキャリア初の中継ぎ登板。9月26日のシアトル・マリナーズ戦でも中継ぎとして投げ、10月1日に行なわれたプレーオフのワイルドカード・シリーズ、シンシナティ・レッズ戦では8対4と4点リードした状況で9回に登板し、三者凡退に抑えていた。

 
 “ブルペン問題”が顕著だったドジャースにあって、佐々木が新守護神に名乗りを上げた。

『FOX Sports』のMLBアナリスト、ベン・バーランダー氏は、「メジャーキャリアのスタートに苦しみ、シーズンの大半をマイナーで過ごしたが、レギュラーシーズン残り1週間で復帰すると、圧倒的な支配力を見せた。そんな佐々木が、地区シリーズ初戦でセーブを記録した」と佐々木を称賛した。

 また、ジャーナリストのブレイク・ハリス氏は、「佐々木は、“神クラス”のクローザーだ」と大絶賛。『Los Angeles Times』のジャック・ハリス記者は、「グラスノー、ベシア、佐々木のリレーで試合を締めくくった。見事な逆転勝利だ」とブルペン陣の力投を称えた。

 放送局『ESPN』のジェフ・パッサン記者も、「ドジャースのブルペンがフィリーズを抑え込んだ」と報道。『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者は、「ブルペンの不調はどこに行った? 救援陣がフィリーズ打線を抑え込んだ」と伝えた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】9回に登板した佐々木が、フィリーズ打線を抑えて初セーブ

 
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