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17打数1安打の大谷翔平を申告敬遠→押し出し四球で同点…裏目な結果に米記者が皮肉「フィリーズのブルペンは呪われている」

THE DIGEST編集部

2025.10.10

地区Sわずか1安打の大谷。第4打席は申告敬遠された。(C)Getty Images

 現地10月9日、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平がフィラデルフィア・フィリーズとの地区シリーズ第4戦に1番・指名打者で先発出場。1点ビハインドの7回、敵軍の選択が小さくない話題になっている。

 勝負を左右する打席になるかもしれない。フィリーズに1点を先制された直後の7回裏、ドジャースが四球と安打で2死二、三塁の好機をつくり、大谷が第4打席を迎えたが、相手バッテリーは申告敬遠を決断。本拠地ファンからは大ブーイングが飛んだ。

 ドジャースは2死満塁に好機を広げると、次打者ムーキー・ベッツが2番手のデュランから冷静に押し出し四球を選び、すぐさま同点に追いついた。
 
 フィリーズ・バッテリーの判断に全米野球記者協会(BBWAA)のメンバーの一人であるブランドン・ワイル氏が反応。「ショウヘイ・オオタニを申告敬遠で歩かせ満塁とし、同点となる走者を歩かせた。フィリーズのブルペンは呪われている」と皮肉を込めて綴った。

 大谷は試合前まで14打数1安打、1打点、7三振、打率.071と不振。第3打席までは、三邪飛、三失、空振り三振と、まったく結果を出せていなかった。フィリーズのバッテリーは大谷のここぞの打棒を警戒して申告敬遠を選択したが、判断が裏目に出てしまった。

 試合は延長戦に突入し、11回表までを終わり1対1の同点のまま。1点を争う痺れる展開が続く。ドジャースは勝てばリーグ優勝決定シリーズ進出が決まる。

構成●THE DIGEST編集部

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