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佐々木朗希のスプリットが叩き出した驚異的数値!「2008年に計測を開始して以来、これより速いスプリッターを…」メジャー屈指の剛腕級と判明

THE DIGEST編集部

2025.10.11

リリーフとして躍動している佐々木。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの佐々木朗希が驚異的な数値を叩き出した。

 現地10月9日に行なわれたフィラデルフィア・フィリーズとの地区シリーズ第4戦。8回から登板した佐々木は、2番カイル・シュワーバーを2球で右飛に、3番ブライス・ハーパーを三飛に打ち取り、4番アレック・ボームに対しては、この日最速100.7マイル(約162.1キロ)を計測したフィーシーム1球で押し込み、二ゴロに抑えている。

 回またぎとなった9回には、5番ブランドン・マーシュを二ゴロ、6番JT・リアルミュートを100.2マイル(約161.3キロ)のフォーシームで空振り三振、7番マックス・ケプラーを三飛に打ち取った。

 さらに延長10回もマウンドに上がると、8番ニック・カステヤノスを三ゴロ、9番ブライソン・ストットを空振り三振、1番トレイ・ターナーを右直。8回、9回、10回をいずれも三者凡退に抑えるパーフェクト投球を披露した。

 試合後、"ピッチングニンジャ"で知られるMLB公認投球アナリストのロブ・フリードマン氏が佐々木の投球に注目。「佐々木、驚異的な88.4マイル(約142.3キロ)のスプリッター/フォークボールを投げた」と、9回のケプラーに対して投じた2球目のスプリットを自身のXに動画付きで投稿した。

 
 フリードマン氏が驚異的と記したのは、スプリットの回転数だった。「その回転数はわずか427回転。2008年に計測を開始して以来、これより速いスプリッター/フォークボールを低回転で投げた投手は、ほかにひとりしかいない。それはアロルディス・チャップマンだ」と驚きながら説明した。

 チャップマンはメジャー最速105.1マイル(約169.1キロ)のフォーシームを投げた(ピッツバーグ・パイレーツ時代の2016年8月7日)左腕。爆速スプリットやシンカーを投げる剛腕としても知られている。

 メジャー屈指のクローザーと比較されるほどのスプリトを持つ佐々木は、ポストシーズンで4試合(計5回1/3、計17人と対戦)に登板し、被安打1、5奪三振、四死球0、無失点と圧倒的な存在感を示している。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】佐々木朗希のスプリットが驚異的数値を計測!

 
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