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「抜群のピッチングをしていた」カブス指揮官、0死一、二塁→3者凡退の“悪夢の6回”を振り返る「本当に攻略しかけた唯一のイニング」

THE DIGEST編集部

2025.10.12

試合後、6回の三者凡退を振り返ったカウンセル監督。(C) Getty Images

試合後、6回の三者凡退を振り返ったカウンセル監督。(C) Getty Images

 シカゴ・カブスは現地10月11日、ミルウォーキー・ブルワーズとの地区シリーズ第5戦に1-3で敗北。試合後にカブスのクレイグ・カウンセル監督は、絶好機を生かせなかった6回の攻撃を振り返った。

 この試合は初回にブルワーズのウィリアム・コントレラスのソロホームランで先制点を献上。直後の2回に鈴木誠也がジェイコブ・ミジオロウスキーの163kmのフォーシームを打ち返し同じくソロ本塁打で同点とするも、4回にアンドリュー・ボーンのソロ弾を浴びて、1-2とリードを奪われた。
 
 追いつくチャンスが訪れたのは6回。1番からの好打順でマイケル・ブッシュのヒット、ニコ・ホーナーの死球で無死一、二塁と逆転のランナーを出したカブスだったが、カイル・タッカーがフルカウントから空振り三振に。続く鈴木もレフトライナーに倒れ、最後はイアン・ハップがカウント2-2から外角いっぱいのカットボールを見逃し三振。三者凡退で流れがピタッと止まってしまった。

 地元局『Marquee Sports Network』によると、カウンセル監督は試合を通してカブス打線の出塁が6(鈴木のソロ本塁打含む)に留まった点に触れ、この場面が勝負の分かれ道だったと示唆。以下のようにブルワーズ投手陣とカブス打線の対戦を回顧した。

「打線の中軸が打席に立ったイニングだった。(ブルワーズ3番手アーロン・)アシュビーはタッカーにフルカウントで非常に良い投球をした。外角低めいっぱいの厄介な投球だった。セイヤは(ブルワーズ4番手チャド・)パトリック相手に良い打席だったのは確かだ。今夜はどの打席も素晴らしかったね」

「あのような状況(投手が好調で連打が難しい試合)で得点するにはホームランを打たなければならないんだ。つまり彼ら(ブルワーズ投手陣)は抜群のピッチングをしていて、(6回の攻撃は)我々が本当に攻略しかけた唯一のイニングだったんだ」

 その後カブスは7回、アンドリュー・キトレッジ投手がブライス・チュラングにソロホームランを浴びてビハインドが拡大。カウンセル監督の言葉通り、全得点がソロホームランという試合に敗れ、9年ぶりのワールドシリーズ制覇の夢は途絶えた。

構成●THE DIGEST編集部

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