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MLB

「松井秀喜以来の長距離砲」MLB公式が村上宗隆を特集! メジャー複数球団が熱視線「守備力をどう評価するか、DHの意思があるかによって状況は大きく変わる」

THE DIGEST編集部

2025.10.11

メジャー移籍濃厚なヤクルトの村上。今オフの去就が注目されている。(C) Getty Images

メジャー移籍濃厚なヤクルトの村上。今オフの去就が注目されている。(C) Getty Images

 現地10月10日、MLB公式サイトのマーク・ファインサンド記者は「日本のスター、村上宗隆のMLB市場はどうなる?」と題した記事を掲載。今オフにポスティングシステムを利用してメジャー挑戦濃厚な村上宗隆(ヤクルト)について、球団がポスティングを容認する意向を示していると伝えるとともに、メジャーでの移籍先候補についてこれまでの動向や予想を詳細に報じた。

 村上は今季、故障の影響もあり56試合の出場にとどまったが、夏場以降に復帰すると3年ぶりの1試合3本塁打を記録するなど8月だけで12ホーマーを荒稼ぎ。終わってみれば打率.273、22本塁打、47打点、OPS1.043(出塁率.379、長打率.663)と圧倒的な打撃力を後半戦で盛り返した。

 ファインサンド記者は、メジャーのスカウト陣が「村上のパワーは本物。メジャーでも通用するだろう」と、NPB通算246本塁打をマークする長打力を高く評価していると伝えている。
 
 また各球団の動向にも言及。「メッツは主砲ピート・アロンソが契約を破棄して退団する可能性があるため、球団編成本部長のデービッド・スターンズ氏が8月に来日し、村上の試合を視察した」と説明。続けて、「ドジャースは三塁手マックス・マンシーの放出を検討する可能性があり、マリナーズは一塁手ジョシュ・ネイラーと三塁手エウヘニオ・スアレスがフリーエージェント(FA)としてチームを去る可能性がある」と、村上とタイプが似ているスラッガーの去就を次々と報じた。

 ほかにも、「フィリーズはFAとなるカイル・シュワーバーの代役としてDH起用する可能性があるほか、ブライス・ハーパーを外野に戻して一塁を空ける、あるいは三塁のアレック・ボームをトレードする選択肢もある。レッドソックスは一塁で起用するか、アレックス・ブレグマンがオプトアウトした場合には三塁を任せる可能性もある。ジャイアンツは三塁にマット・チャップマン、DHにラファエル・デバースを置く布陣で、一塁に配置できる」とあらゆる可能性を見通した。

 ただ一方で、ファインサンド記者は「各球団が村上の守備力をどのように評価するか、また指名打者を務める意思があるかどうかによって状況は大きく変わるだろう」とも指摘。村上の守備能力によっては、DH専任になる可能性も残した。

 同記者はあらためて25歳の若き日本人スラッガーの潜在能力を高く評価。「20年以上前の松井秀喜以来、村上のような本格的な長距離砲はいなかった」とコメントを残しており、かつてニューヨーク・ヤンキースに在籍したゴジラのようなパワーヒッターの活躍を大いに期待している。

 2022年に56本塁打を放ち、1964年に王貞治(巨人)氏が打ち立てた日本選手のシーズン最多本塁打記録を更新した村上。史上最年少の22歳で三冠王を達成した“和製スラッガー”の去就は、今後さらに注目を集めることになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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