現役時代はNPBの東京ヤクルト・スワローズやMLBのニューヨーク・メッツなどで活躍した元プロ野球選手の五十嵐亮太氏が、10月12日に自身のYouTubeチャンネルを更新。今オフに、ポスティングシステムを利用してのMLB球団への移籍が有力視されているヤクルトの村上宗隆の、今後の動向について語った。

　注目の移籍先は、どのチームになるのか。五十嵐氏はまず、経済面から着目する。「（入札制の）ホスティングシステムで行くから、資金力がないとたぶんとれない」とし、年俸は10億円超を予想した。

　そのうえで移籍先の候補には、ニューヨーク・ヤンキース、ニューヨーク・メッツ、ボストン・レッドソックス、ロサンゼルス・ドジャース、トロント・ブルージェイズを挙げる。また「過去、日本人がよく行くところが割合的には高くなってくる」という見方も提示する。

　観戦する側としては、一流チームメイトとともに、打線を形成する楽しみにも言及。「ヤンキースでアーロン・ジャッジやジャンカルロ・スタントンと、あるいはメッツでファン・ソトとの“共演”もいい。ドジャースの６番や７番にいても熱い」とコメント。そして、「アリゾナ（・ダイヤモンドバックス）も良いね。単純に（トレイ・）ロブロ監督のもとでプレーする村上を見てみたい」とも語った。
  　また、日本人打者が直面する打撃面での技術的な課題については、次のように語った。

「日本とアメリカを比較した場合にタイミングの取り方を変えないといけないとは、どの選手も言う。アメリカにあったタイミングが取れるかどうかの対応が、すごく大事。全体的に変化球もキレキレだし、いろんなボールに対し、コンタクトする能力があるかどうか」

　そのうえで、具体的な数字については「うまく噛み合ってきたら２割８分前後、ホームランは30本打てれば凄いけど、20本を越えたらOK」と見立てる。そして最後に「本来のスタンスのままで行って、どうアジャストするか。アジャストの部分は誰もが苦労するだろうけど、早く対応してくれたら嬉しい」と期待を込めた。

構成●THE DIGEST編集部

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