ロサンゼルス・ドジャースとミルウォーキー・ブルワーズのナ・リーグ優勝決定シリーズ（NLCS、７戦４勝制）初戦が現地10月13日に行なわれ、ドジャースが２対１で勝利。ドジャースの先発ブレイク・スネルが歴史的好投を披露した。

　初回、先頭のジャクソン・チューリオを三ゴロに打ち取ると、２番クリスチャン・イェリッチ、３番ウィリアム・コントレラスを連続三振に打ち取った。２回にも４番ブライス・テュラング左邪飛、５番アンドリュー・ボーンを遊ゴロ、６番サル・フレリックを中飛に抑えた。

　３回には７番ケイレブ・ダービンに中前打を許したものの、８番アイザック・コリンズを空振り三振に仕留め、続く９番ジョエフ・オルティスの打席で。一塁走者のダービンを牽制でひっかけて盗塁死として２死。オルティスを遊ゴロに打ち取り、この回も３人で終わらせている。

　フォーシームに加え、チェンジアップ、カーブ、スライダーの切れが抜群に冴えたスネルは、４回、５回、６回、７回、８回のいずれも３人で打ち取った。８回103球、打者24人に対して、被安打１、10奪三振、無失点と完璧な内容を披露した。

  　スネルの快投に『MLB.com』のサラ・ラングス記者は、「ポストシーズンで史上初めて、８イニング以上を投げて10以上の三振、１安打または無安打、無四球を達成した投手」とポスト。歴史に残る快投だったと強調した。

　ドジャース専門メディア『Dodger Blue』は「真のエースだ」と称え、『Dodger Insider』は「ポストシーズンで少なくとも８イニングを投げて、１安打以下しか許さなかった初のドジャース投手」と伝えた。

　ジャーナリストのブレイク・ハリス氏は「まさに支配的」と記し、『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は、「ポストシーズン３試合で防御率0.86。圧倒的な投球ぶりだ」と賛辞。米放送局『FOX Sports』のアナリスト、ベン・バーランダー氏も、「信じられないパフォーマンスだった」と脱帽した。

　左腕エースの好投でドジャースがリーグ優勝決定シリーズの初戦を先取。あす14日の第２戦は山本由伸が先発する。

構成●THE DIGEST編集部

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