現地10月14日、ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸がミルウォーキー・ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ（７戦４勝制）第２戦に先発。初回の初球をジャクソン・チューリオに本塁打を打たれたが、以降は崩れる様子もなく相手を抑え続けた。

　３回と４回にそれぞれ１安打ずつ打たれ、５回には四球を与えたが、６回から９回をいずれも三者凡退に抑える完投劇。111球、被安打３、７奪三振、１四球、１失点でポストシーズン２勝目を挙げた。

　米紙『USA Today』のボブ・ナイチンゲール記者は試合後の記事で、ドジャースの勝利と山本の完投を称える記事を公開。そのなかで快投の山本を称賛するドジャースのチームメイトと対戦相手の声を紹介した。

　ドジャースのミゲル・ロハスは、「信じられない。本当に信じられないね」と先発右腕のパフォーマンスに驚きを隠さず、「きょうの投球は、これまで見てきたなかで一番だったと思う。ボルティモアではノーヒットノーランまであと一歩（９回２死までノーノー投球）だったが、今夜はそれ以上だった」と語った。

  　捕手のウィル・スミスも「きょうの試合は信じられないくらい素晴らしかった。これまで見たなかで、最高の２試合だったね」と明かし、前日に８回無失点と好投したブレイク・スネルとともに山本の快投を称えた。

　対戦相手のクリスチャン・イェリッチは「驚異的だった」と山本の投球を振り返り、「もっといいプレーをしないといけない。理想的なシリーズの始まりとは言えないが、とにかく戦い続けたい」と、３戦目以降の奮起を誓った。

構成●THE DIGEST編集部

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