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カーディナルス、ヌートバーを“電撃放出”か? 移籍先にドジャースが急浮上「地元凱旋で第4の外野手候補に」「補強パズルにぴたりとはまる可能性がある」米報道

THE DIGEST編集部

2025.10.16

カーディナルスからトレード放出される可能性があると報じられたヌートバー。(C)Getty Images

カーディナルスからトレード放出される可能性があると報じられたヌートバー。(C)Getty Images

 セントルイス・カーディナルスが、ラーズ・ヌートバーを電撃放出する可能性が浮上している。米メディア『Bleacher Report』や米誌『Sports Illustrated』など複数メディアが、今オフにチームが大幅な戦力再編に踏み切る見通しであると報じた。

 カーディナルスは今季78勝84敗でナ・リーグ中地区4位に低迷し、3年連続ポストシーズン進出を逃した。新たに編成部門のトップに就任したチャイム・ブルーム氏の下で、ワールドシリーズ終了後にも本格的な再建を行なうと見られている。

『Sports Illustrated』は「(カーディナルスは)左打者の層が厚く、外野の渋滞を解消するためにトレードに踏み切る可能性が高い」と指摘し、『Bleacher Report』のジョエル・ロイター記者が予想した移籍先候補の2球団を伝えた。
 
 同記者はまず、カンザスシティ・ロイヤルズを候補に挙げており「2025年のロイヤルズは打線の不振が響き、最終的に82勝80敗のア・リーグ中地区3位でポストシーズン進出を逃した。特に外野の得点力不足が課題で、補強は必須だ」とし、補強ターゲットに28歳のヌートバーが急浮上。守備範囲が広く今季135試合に出場し、打率.234、13本塁打、48打点、OPS.686を記録したことを紹介したうえで、こう続けた。

「数字こそ平凡だが、環境を変えることで本来の力を発揮できる可能性もある。来季の巻き返しを狙うロイヤルズにとって、彼のスピードと守備力は魅力的な戦力となるだろう。打撃でもプラスアルファをもたらせる存在だ」

 もうひとつの候補は大谷翔平、山本由伸、佐々木朗希らが所属しているロサンゼルス・ドジャースだ。「トレードやFAで選手が市場に出るたびに名前が挙がるのがドジャース。常に戦力アップの余地を探るチームであり、ヌートバーもその例外ではない」と説明したうえで、次のように報じた。

「南カリフォルニア出身のヌートバーは、2018年に南カリフォルニア大学からカーディナルスに指名されてプロ入りした。今オフ、マイケル・コンフォートがFAとなる見込みのため、ドジャースは第4の外野手候補を必要としている。地元への凱旋となるLA移籍は、ヌートバーにとってワールドシリーズを狙えるチームでプレーする絶好のチャンスになる。球団はまだ2年間の保有権を持っており、補強のパズルにピタリとはまる可能性がある」

 2023年のWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)では侍ジャパンの切り込み隊長として14年ぶりの世界一に貢献したヌートバー。明るい性格ですぐにチームに溶け込み、試合ではガッツあふれるプレーと闘志を全面に押し出したプレーで日本に勢いをつけた。

 今オフ、カーディナルスが再建の一環として外野の主力を電撃放出する決断を下すのか。もしそうなれば、その行き先がどこになるのか。注目の動向となりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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