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「史上最高のPSパフォーマンス」大谷翔平の“極上の二刀流”3HR&10Kに米記者脱帽「1人の人間が野球をどれだけ完璧にこなせるかの限界に近い」

THE DIGEST編集部

2025.10.18

過去最高クラスの二刀流パフォーマンスを魅せた大谷。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平は現地10月17日、ミルウォーキー・ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズ第4戦に「1番・投手兼DH」で先発出場。5-1での勝利の立役者となり、チームを2年連続ワールドシリーズ進出に導いた。投打に渡る超異次元な活躍に現地記者から「史上最高パフォーマンス」との声が出ている。

 大谷の全打席を振り返ろう。初回の第1打席は右翼席上段への飛距離446フィート(約136m)のソロホームラン。2回の第2打席は四球、4回の第3打席は打球速度116.9マイル(約188km)、飛距離469フィート(約142.9m)、打球角度33度の特大アーチを右中間スタンドへ運んだ。

 そして7回は守護神トレバー・メギルと対峙。2ストライク1ボールと追い込まれるも159kmのフォーシームを捉え、センター方向へこの試合3本目のホームランを放った。打球速度113.6マイル(約183km)、飛距離427フィート(約130m)、打球角度は26度だった。
 
 また、マウンド上でも支配的な活躍を見せた大谷は7回途中まで100球を投げたところで降板。2被安打、10奪三振、3四球、無失点でブルワーズ打線を封じ込めた。

 MLB公式サイトのサラ・ラングス記者は「大谷翔平は1試合で3本塁打と、投手として10奪三振を記録した史上初の選手だ。レギュラーシーズン、ポストシーズンにかかわらず!!!」と興奮気味にデータを紹介した。

 ニューヨークの地元紙『New York Post』のジョン・ヘイマン記者は「大谷はポストシーズンの試合で3本のホームランを打った史上11人目の選手だ。また、10三振を奪いながら、それを達成した初めての選手でもある」「これまでで最高の10月のパフォーマンスに違いない、反論は認めないよ」と賛辞を送った。

 また、他の現地記者からも絶賛の声は止まない。MLB公式サイトのマイク・ペトリエロ記者は「これは、1人の人間が野球の試合をどれだけ完璧にこなせるかの限界に近い。まさに史上最もクールな試合と言えるかもしれない」と、これ以上ない称賛を続ける。

 MLBアナリストのベン・バーランダー氏は「大谷翔平が、おそらく史上最高のポストシーズン単一試合でハイパフォーマンスを披露」と語った。

構成●THE DIGEST編集部

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