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MLB

ドジャースがWSで対戦するブルージェイズはどんなチーム?「最も優れた攻撃力を誇る」LA紙が掲げた“9つのポイント”「ホーム1試合平均5.32得点」

THE DIGEST編集部

2025.10.21

ブルージェイズの顔は主砲ゲレーロJr.だ。ア・リーグ優勝決定シリーズではMVPを受賞した。(C)Getty Images

ブルージェイズの顔は主砲ゲレーロJr.だ。ア・リーグ優勝決定シリーズではMVPを受賞した。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースがワールドシリーズ(WS)で対戦する相手が、トロント・ブルージェイズに決まった。カナダのトロントを本拠地とするブルージェイズは、ア・リーグ優勝決定シリーズでシアトル・マリナーズに2連敗を喫した後に2勝。第5戦に敗れて2勝3敗と崖っぷちに立たされたものの、そこから2連勝して逆転でのWS進出を決めた。

 勢いに乗るブルージェイズとの対戦に、カリフォルニア紙『Los Angeles Times』が「ドジャースが懸念すべき9つのポイント」と題した記事を掲載。ブルージェイズの強みを挙げていった。

 ひとつ目の項目は「攻撃力」だ。「ブルージェイズはメジャーで最も優れた攻撃力を誇る。打率1位、得点4位、OPS3位で、とりわけ変化球に対する打率(.258)、長打率(.423)、空振り率(25.8%)のいずれも、トロントを上回るチームはなかった。速球に対しても.272(打率7位)の打率と.431の長打率(リーグ平均水準)を記録したが、とくに変化球への対応能力は群を抜いていた」と記載。打力の高さを強調した。

 ふたつ目が「ブラディミール・ゲレーロJr.の台頭」。「スター選手のひとりで、今ポストシーズンは打率.442、6本塁打、12打点、OPS1.440(ポストシーズン40打席以上で歴代6位)。ポストシーズン11試合でわずか3三振と三振の数が少なく、つねに出塁の脅威(51打席中26打席以上で出塁)があり、さらにチーム最大の長打力(二塁打3本)も備えている」と、要注意選手に挙げている。「タイラー・グラスノー、ブレイク・スネル、大谷翔平の3投手との通算打率は.323(山本由伸との対戦経験はない)」と、ドジャース自慢の先発陣との相性もいいようだ。

 3つ目が「衰えを知らないジョージ・スプリンガー」、4つ目は「10月の脅威」、5つ目は「ボー・ビシェット復帰の可能性」とし、「2024年にキャリアワーストの成績に終わり、キャリアの晩年と見られていた36歳のスプリンガーが、見違えるように最高のシーズンを送っている」「10月に入り、アーニー・クレメント、アディソン・バーガー、ネイサン・ルークスといった無名の控え選手が別次元のプレーを見せている」「膝の捻挫で9月6日以降、出場していないビシェットがWSで復帰すれば、トロント打線がさらに厚くなる」と、それぞれ説明した。

 
 ここからは投手陣の項目だ。「経験豊富な先発陣」を6つ目、「ブレイクした新人投手」を7つ目、「ブルペン陣」を8つ目のポイントに。「先発の要ケビン・ゴーズマンがポストシーズン3試合で防御率2.12、元サイ・ヤング賞投手シェーン・ビーバーも好投し、40歳の殿堂入り候補マックス・シャーザーはア・リーグ優勝決定シリーズ第5戦に先発して5回2/3を2失点に抑えた」と名前を列挙した。

「ローテーションのもうひとりは、9月中旬にデビューしたばかりの22歳の新人トレイ・イェサベージ。193センチの長身右腕が投げるスプリットが武器で、ポストシーズンでは3度の先発で2勝。特大のセンセーションを巻き起こしている。ブルペン陣はあまり好調と言えないものの、いずれもトレード期限で獲得した右腕ルイス・バーランド、右腕セランソニー・ドミンゲス、さらにベテラン右腕のジェフ・ホフマンが健在。ブルペン陣唯一の弱点を挙げるなら、絶対的な左腕の層が薄い点だろう」

 最後の9つ目に挙げたのは、「ホームアドバンテージ」だった。「レギュラーシーズンでドジャースを1勝上回ったブルージェイズが、重要なホームアドバンテージを得た(初戦と第2戦、第6~7戦を本拠地ロジャース・センターで、第3~5戦はドジャー・スタジアムで開催)。レギュラーシーズンのホーム勝利数54はメジャー2位。リーグ最高のフィラデルフィア・フィリーズとはわずか1勝差だった。レギュラーシーズンでのホーム1試合平均得点は5.32と好調で、今プレーオフでは6戦4勝と勝率はいい」。

 このように同紙はブルージェイズの“脅威”を提示。レギュラーシーズンでの両チームの対戦はドジャー・スタジアムで8月8~10日に行なわれた3試合で、ドジャースの2勝1敗(5対1、9対1、4対5)だった。その3試合の大谷翔平の成績は、計13打数7安打、打率.538、2本塁打、2打点、5得点、1盗塁、3四球。好成績を残している。

『MLB.com』のサラ・ラングス記者によると、リーグ優勝決定シリーズを4連勝で突破したチーム(今年のドジャース)と、4勝3敗で突破したチーム(今年のブルージェイズ)とのワールドシリーズは過去に4度あり、いずれの場合も4勝3敗のチームが優勝しているという。ドジャースにとって逆風のデータも報じられているなか、どのようなシリーズとなるのか。初戦は10月24日(日本時間25日9時)、ブルージェイズの本拠地ロジャース・センターで行なわれる。

構成●THE DIGEST編集部

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