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山本由伸がワールドシリーズで完投勝利! 105球、被安打4、8奪三振、1失点、3回から20打者連続アウト

THE DIGEST編集部

2025.10.26

ワールドシリーズ第2戦に先発した山本が完投勝利。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの山本由伸が快投だ。

 1回表に先制点の援護をもらった山本は、初回からピンチを背負った。1番ジョージ・スプリンガーに二塁打を打たれると、2番ネイサン・ルークスを詰まらせながら左翼前に運ばれて無死一、三塁。しかし、ここから山本が踏ん張った。

 3番ブラディミール・ゲレーロJr.カウント2-0からスプリットの連投で2-2と追い込むと、最後はカーブで空振り三振に抑えた。4番アレハンドロ・カークを一直に打ち取り、5番ドールトン・バーショにはカーブで見逃し三振を奪って、ピンチを無失点で切り抜けた。

 2回には6番アーニー・クレメントの高い内野フライを一塁手フリーマンが取り損ね(記録は一安)、先頭打者の出塁を許した。それでも、7番アディソン・バーガーをフルカウントからシンカーで見逃し三振に抑え、8番アイザイア・カイナー=ファレファを中飛、9番アンドレス・ヒメネスを遊ゴロに抑えた。

 しかし、3回に失点した。先頭のスプリンガーに死球を与えると、1死からゲレーロJr.に左前打を打たれて一、三塁。続くカークに犠飛となる大きな中飛を打たれてしまった。6番から始まった4回はクレメント、バーガー、カイナー=ファレファを相手に三者凡退。山本は初めて3人で切り抜けた。

 9番から始まった5回も山本の快投は続く、ヒメネスを左直、スプリンガーを三ゴロ、ルークスを投ゴロに抑え、クリーンアップの6回もゲレーロJr.を二ゴロ、カークをカーブで空振り三振、バーショを遊飛に抑えた。

 
 好投する山本をドジャース打線が援護した。初回に適時打を放ったスミスが7回の第3打席、初回から17人連続でドジャース打線を抑えてきたゴーズマンのフォーシームを左翼スタンドに叩き込んだ。飛距離404フィート(123.1メートル)の一発だった。さらに2死からマンシーも左翼スタンドに放り込むソロ本塁打。ドジャースが3対1とリードを広げた。

 7回、2死から8番カイナー=ファレファの代打ボー・ビシェットが登場。それでも山本はビシェットを遊ゴロに打ち取ると、8回にはヒメネス、スプリンガー、ルークスを3者連続三振。3回から16打者連続アウトに抑えている。

 9回もマウンドに上がった山本は、ゲレーロJr.を一ゴロ、カークを中直、バーショを三飛。9回を投げ切り、105球、被安打4、8奪三振、1失点に抑え、ポストシーズン2試合連続の完投勝利。3回から20打者連続アウトに抑え込む快投だった。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】山本由伸がWS第2戦で、被安打4、1失点の完投勝利!

 
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