現地10月28日、トロント・ブルージェイズとのワールドシリーズ第４戦に臨んだロサンゼルス・ドジャースが２対６で敗戦。ワールドシリーズの成績を２勝２敗とした。

　先制したのはドジャースだった。２回、６番マックス・マンシーが四球で出塁すると、７番トミー・エドマンが中前打。マンシーが三塁を陥れる好走塁を見せ、１死一、三塁と好機を作ると、続く８番キケ・ヘルナンデスが犠飛を放って１点を先行した。

　しかし、直後の３回表、ワールドシリーズ初先発の大谷翔平が１死一塁で対峙したブラディミール・ゲレーロJr.に被弾。カウント２-１から投じた85.1マイル（137.0キロ）のスイーパーを左翼スタンドに放り込まれた。

　それでも大谷は４回に５番アレハンドロ・カーク、６番ドールトン・バーショ、７番アーニー・クレメントを３者連続三振に抑えると、５回の先頭アンドレス・ヒメネスも空振り三振。４者連続三振に斬って取った。第１打席で三振に抑え、第２打席で本塁打を打たれたゲレーロJr.との第３打席は中直に打ち取った。

　クリーンアップを迎えた６回、大谷は３番ボー・ビシェットを左飛、４番アディソン・バーガーを投ゴロ、５番カークを空振り三振に仕留めて三者凡退に抑えた。

　直後の６回裏、ドジャースは先頭の３番フレディ・フリーマンが一塁強襲の安打で出塁すると、１死後に５番テオスカー・ヘルナンデスが中前打を放って好機を作った。この場面でブルージェイズは先発のシェーン・ビーバーから２番手の左腕メイソン・フルハーティにスイッチ。マンシーが中飛、エドマンが空振り三振に打ち取られてしまった。

  　球数90球で迎えた７回、大谷が連続打を打たれた。バーショに右前打、続くクレメントに左中間フェンス直撃の二塁打を打たれて、無死ニ、三塁。ここで大谷は降板となった。２番手として登板したアンソニー・バンダがヒメネスに適時打を打たれ、代打のタイ・フランスの二ゴロの間にさらに失点。１対４とリードを広げられた。

　さらに３番手ブレイク・トライネンも火消しできなかった。２死一、二塁でビシェット、バーガーに連続適時打。この回に一挙に４点を奪われ、スコアは１対６となった。ドジャースは８回、先頭の２番ムーキー・ベッツが左前打で出塁したが、フリーマンが空振り三振、４番ウィル・スミスが併殺に倒れた。

　９回に先頭のＴ・ヘルナンデスが四球で出塁し、続くマンシーが二塁打を放って無死、二、三塁。エドマンの三ゴロの間に１点を返したが、反撃はここまで。２対６でドジャースが敗れ、大谷が負け投手となった。

構成●THE DIGEST編集部

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