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「新人記録」「過去最多」「史上3人目」WSドジャース相手に、メジャー登板8試合目のイェサベージが歴史的快投!

THE DIGEST編集部

2025.10.30

ドジャース相手にWS新人記録の12奪三振をマークしたイェサベージ。(C)Getty Images

ドジャース相手にWS新人記録の12奪三振をマークしたイェサベージ。(C)Getty Images

 ロサンゼルス・ドジャースの前に新人投手が立ちはだかった。

 現地10月29日のワールドシリーズ(WS)第5戦で、トロント・ブルージェイズの先発トレイ・イェサベージがドジャース打線全員から三振に仕留めて計12奪三振。WSにおける新人投手の奪三振記録を樹立した。

 WS初戦にも先発して4回2失点と好投した22歳のルーキーは、初回から大谷翔平を投ゴロ、2番ウィル・スミスを左飛、さらに3番ムーキー・ベッツを空振り三振に仕留めた。

 今年9月15日にメジャー昇格を果たした右腕は、ここから圧巻投球を披露。4番フレディ・フリーマン、5番テオスカー・ヘルナンデス、6番トミー・エドマンをいずれも三振に抑えると、3回も7番マックス・マンシーから三振を奪い、2死から打席に入った大谷に対してもフルカウントからスプリットで空振り三振に抑えた。

 4回には、スミスとベッツから、5回には8番キケ・ヘルナンデス、9番アレックス・コールを三振に抑え、6回にもスミスから三振を奪って、WSにおける最多タイに並ぶ11奪三振。さらに7回にフリーマンを三振に仕留め、WS新人投手の最多記録を達成した。

『MLB.com』のサラ・ラングス記者は、「イェサベージのワールドシリーズでの12奪三振は新人投手記録。0四球の投手による12奪三振は過去最多」と報じ、また「イェサベージが奪った23空振りは、ピッチトラッキングシステムを用いたワールドシリーズ(2008年以降)で最多記録」と伝えた。さらに相手スタメン全員からの奪三振は、史上3人目だという。

 
 2024年のMLBドラフト1巡目(全体20位)でブルージェイズに指名されたイェサベージは、今シーズンを傘下1Aからスタートさせると、A+、2A、3Aを瞬く間に駆け抜けて、9月15日にメジャー昇格。

 レギュラーシーズンの3登板を経て、ポストシーズンではニューヨーク・ヤンキースとの地区シリーズで勝利投手となり、シアトル・マリナーズとのリーグ優勝決定シリーズでは2度の登板で1勝1敗。迎えたドジャースとのWS初戦で4回を投げ、プロキャリア8試合目のWS第5戦で、メジャー史上初の偉業を成し遂げた。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】新人イェサベージがドジャース打線から奪った12奪三振!

 
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