現地11月３日、ロサンゼルス・ドジャースのワールシリーズ優勝パレードが始まった。ロサンゼルス街の沿道には数え切れない大勢のドジャースファンで溢れ、シリーズ２連覇を成し遂げたドジャース戦士たちに大きな歓声が飛び、LA街には紙吹雪が舞った。本拠地に帰還すると、チームの先頭を歩いてきたのはワールシリーズMVPプレーヤーだった。

　ドジャー・スタジアムには超満員の観客が詰めかけ、球団史上初のワールシリーズV2を飾った選手たちを祝福した。

　青いじゅうたんの先に特別設置されたステージに選手たちが向かうとき、観客の歓声を一番最初に浴びた選手は山本由伸だった。ワールシリーズ２連覇を記念する黒いＴシャツ、黒いサングラスをかけた山本が堂々と先陣を切って歩いてくると、ドジャースファンは小柄な日本人右腕を大歓声で称えた。

　ドジャースの地元放送局『SportsNet LA』のYouTubeチャンネルで生配信された優勝パレード、球場セレモニーを視聴している日本のMLBファンは山本が先頭で登場すると、歓喜の声がSNS上で溢れた。

「山本由伸が先頭かいいね！」
「由伸くんが先頭でキターーー!!!」
「由伸先頭かっけぇ」
「山本由伸が先頭で入場するのカッコよすぎるだろ」
「絵になるなぁ～」
「先頭はMVP山本由伸」
  　山本はワールシリーズで驚異の３勝をマーク。第２戦は９回105球を４安打８奪三振１失点の完投勝利を収めると、第６戦は６回を96球５安打１失点に抑えた。負けられない第７戦は９回途中からリリーフ登板。中０日だったが、２回2/3を１安打無失点で異例の連投を完遂。文句なしでワールドシリーズMVPに選出された。

構成●THE DIGEST編集部

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