米スポーツ専門メディア『FANSIDED』は現地11月11日、MLBで今オフにクオリファイングオファー（FA選手へ元所属球団が１年契約を提示し、他球団に移った場合にドラフト指名権を補償として受け取れる制度）を受けた選手13人をピックアップ。それぞれの選手の去就について予想した。

　デビューから２年間シカゴ・カブスに在籍した今永昇太投手は、今オフに球団、選手双方がオプションを破棄し、FAに。同投手は今年８月以降の10試合で１勝４敗と成績が下降し、低迷から抜け出せずにシーズンを終えた。それゆえ、市場価値が下がっている今永がクオリファイングオファーを受け入れる可能性もあるとしつつ、同メディアは移籍先候補としてデトロイト・タイガースを挙げた。

　特に「明らかな危険信号」と指摘したのが、被本塁打だ。2025年シーズンで25試合に登板した今永はリーグワースト２位タイの計31本塁打を献上。やはり後半戦で調子を落としたのか、そのうち20本は後半の13試合で被弾したという。
  　そのため同メディアは、パワーヒッターの少ないア・リーグ中地区に所属し、本塁打が出にくい部類に属するコメリカ・パークを本拠とするデトロイト・タイガースに移籍するのは「非常に理にかなっている」と断言する。

　そして、タイガースは、来オフにFAを迎える絶対的エース左腕タリク・スクーバルをトレード放出する可能性も。「今永は高額な契約ではないし、投手有利の球場に上手く適合するかもしれない」と同メディアは今永のタイガース入りの成功を予測した。

　24年の新人シーズンにはオールスターにも選ばれた日本が誇る32歳左腕はこの厳しい状況でどのような決断を下すのか。

構成●THE DIGEST編集部

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