ロサンゼルス・ドジャースの連覇で幕を閉じたMLBの2025年シーズン。FA市場にはリーグ本塁打＆打点王のカイル・シュワーバー外野手（フィラデルフィア・フィリーズ）をはじめ、リーグのセーブ王に輝いたロベルト・スアレス投手（サンディエゴ・パドレス）、カイル・タッカー外野手（シカゴ・カブス）など実力者が揃っており、今年のストーブリーグも熱くなりそうだ。

　そんななか、ある懸念を示したのが、韓国メディア『スポーツ朝鮮』だ。同メディアは現地11月12日に配信した記事内で、ドジャースでMLBでのルーキーイヤーで71試合に出場（うち先発出場45回）した二塁手キム・ヘソンは来季以降、出場の機会が激減する可能性があると主張した。
  　その背景にあるのが、トロント・ブルージェイズからFAとなった遊撃手ボー・ビシェットのドジャース入りの噂だ。2025年シーズンに打率.311（リーグ２位）、94打点（リーグ12位）、18本塁打をマークしたビシェットについて同メディアは「FA遊撃手評価ではキム・ハソン（アトランタ・ブレーブス）を抜いて圧倒的な１位だ」とコメント。自国のスター選手をも上回る実力の持ち主だと高く評価した。

　また、守備では現正遊撃手のムーキー・ベッツが球界屈指の好守備を見せているため、ビシェットを守備負担の少ない二塁手として起用すると予想。キム・ヘソンにとって、層が比較的薄い二塁ポジションは「競争する価値のある場所」だったが、ビシェットが移籍すれば「まったく飛び込む余地がなくなる」と説いた。

「もしビシェットがドジャース入りすれば、キム・ヘソンにとって凄惨なニュースになるだろう」「ビシェットがドジャースに来ないと祈るしかない」と同メディアの嘆き節は止まらず。球界最高のチームでプレーする難しさを表した。

構成●THE DIGEST編集部

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