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侍ジャパン

侍ジャパン、11-4で日韓戦10連勝! 岸田の勝ち越し3ランなど“計23出塁”で韓国投手陣を圧倒 先発の曽谷は3回パーフェクト&2K

谷健生(THE DIGEST編集部)

2025.11.15

勝ち越しのスリーランホームランを放った岸田。代打出場ながら一振りで期待に応えた。(C) Getty Images

勝ち越しのスリーランホームランを放った岸田。代打出場ながら一振りで期待に応えた。(C) Getty Images

 野球の日本代表・侍ジャパンは11月15日、「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025」(東京ドーム)で韓国代表に11-4で快勝。計12安打、11四死球で韓国投手陣を圧倒し、日韓戦の連勝を「10」に伸ばした。

 日本は先発の曽谷龍平(オリックス・バファローズ)が最速151kmのストレートを制球良くゾーンに収めて韓国打線を圧倒。3回まで一人の出塁も許さないパーフェクト・ピッチングを披露した。

 しかし4回にマウンドを引き継いだ森浦大輔(広島東洋カープ)が先頭打者にヒットを浴びると、井端弘和監督が警戒していた強打者アン・ヒョンミンに内角低めのストレートを弾き返され、レフトスタンドへの豪快な2ランホームランを許す。さらに続くソン・ソンムンにも内角低めのストレートを捉えられ2者連続被弾。後続を抑えたものの、0-3とビハインドを背負う。

 何とか詰め寄りたい侍ジャパンは直後の4回裏、先頭の野村勇(福岡ソフトバンクホークス)が四球を選ぶと、代打で打席に立った中村悠平(東京ヤクルトスワローズ)がツーベースヒットで1死二、三塁とチャンスを拡大する。

 さらに続く牧秀悟(横浜DeNAベイスターズ)がレフトへの適時打を放ち、チーム初得点。好投していた韓国の先発クァク・ビンをマウンドから降ろすと、2死二、三塁から西川史礁(千葉ロッテマリーンズ)がライトへのタイムリー二塁打で2人を返し、すぐさま同点に。結果的に得点にはつながらなかったが、その後も連続四球で2死満塁とするなど、チャンスが続いた。
 
 5回も野村が四球で出塁。森下翔太(阪神)がセンターへのクリーンヒットで無死一、二塁と得点圏に走者を進めると、代打岸田行倫(読売ジャイアンツ)が初球を捉えて3ラン本塁打を放って勝ち越しに成功した。その後四死球、ヒットで無死満塁と再び好機を作ると、坂本誠志郎(阪神)、佐々木泰(広島)の連続タイムリーで9-3と大きくリードを広げる。

 投げても5回、松本裕樹(福岡ソフトバンクホークス)が1イニングを7球で終え、北山亘基(北海道日本ハムファイターズ)は7回に2死一、二塁と得点圏にランナーを進めるも、2イニングを無失点で切り抜けた。

 しかし8回に登板した藤平尚真(東北楽天ゴールデンイーグルス)先頭のシン・ミンジェに二塁打を浴びると、2死三塁から代打ハン・ドンヒに一塁線への鋭い打球を放たれ、これを一塁手の佐々木泰が後逸。1点を失った。

 また、日本の最後の攻撃となった8回裏には四球2つと安打で無死満塁とすると、若月健矢(オリックス)の適時打で10-4に。続く佐々木がダブルプレーに倒れたものの、さらに1点を加えた。

 最後は平良海馬(埼玉西武ライオンズ)がヒットを許しながら無失点で締め、WBC第1次ラウンドでも対戦するライバルを下した。

取材・文●谷健生(THE DIGEST編集部)

【動画】岸田行倫が勝ち越し3ラン!代打の打席で初球を振り抜き、東京ドームを熱狂の渦に
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