野球の日本代表・侍ジャパンは11月16日、東京ドームで「ラグザス 侍ジャパンシリーズ2025」にて韓国と対戦している。日本の先発は中日のルーキー・金丸夢斗が登板し、３回を３安打４奪三振３失点で降板した。

　立ち上がりは150キロを超える直球とスライダー、スプリットを中心に攻める。２死から内野安打を許したものの、４番のハン・ドンヒをカウント2-2から高めの直球で空振り三振に仕留める。

　２回も三者凡退に抑え、快調ばテンポでアウトを積み重ねる。

　しかし両チーム無得点で迎えた３回、２四球と二塁打などで１死満塁にピンチを招くと、ソン・ソンムンに外角高めのスライダーを右前に運ばれて２点を失う。さらに１死一、三塁からハン・ドンヒを空振り三振に仕留めた時に重盗を決められ、３点目を奪われる。マウンド上の金丸は茫然だった。

　なんとかこのイニングを投げ終えた左腕は球数60球で降板。４回から西口直人（楽天）が２番手に上がった。 
  　侍ジャパンのトップチームには大学生時代に初選出。昨年３月の欧州代表戦の第２戦で先発して２回を無安打無失点、４奪三振の快投を見せていた。試合前は平常心を強調してマウンドに上がったが、宿敵の前に捕まった。

　試合は４回までを終わり、３対４で日本が１点を追いかけている。

取材・文●湯川泰佑輝（THE DIGEST編集部）

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