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ドジャースの成功から学べ! 宿敵パドレスの専門メディアがPSで勝つための“3つの教訓”を指摘「ロハスは決して良い選手ではないが…」

THE DIGEST編集部

2025.11.18

ワールドシリーズ連覇を達成したドジャース。ライバル球団の専門メディアも、その強さに注目している。(C) Getty Images

ワールドシリーズ連覇を達成したドジャース。ライバル球団の専門メディアも、その強さに注目している。(C) Getty Images

 ワールドシリーズ連覇を達成したロサンゼルス・ドジャースは、今季のポストシーズンをワイルドカード・シリーズから勝ち上がり、頂点の座に就いた。レギュラーシーズンから打ち込まれていた救援陣が大きな不安要素となる中で、デーブ・ロバーツ監督による短期決戦を戦うための攻守における選手起用が結果に繋がり、ワールドシリーズ(WS)制覇を成し遂げた。

 予想外のヒーローの活躍も光ったポストシーズンでのドジャースの戦いぶりには、ライバル球団の専門メディアが改めて注目している。
 
 現地時間11月16日、「サンディエゴ・パドレスがドジャースのポストシーズン成功から学べる3つの教訓」という特集記事が、米サイト『Friars On Base』より配信された。パドレスの情報を専門に扱う同メディアは連覇をもたらした10月のドジャースの戦いの中で3つのポイントを振り返っている。

 来季、パドレスが巻き返しを図るため、ドジャースから“参考にすべき”要点の1つ目として、「チームのスター選手の少なくとも1人が高いレベルでプレーして引っ張る必要がある」と訴えている。同メディアは、ポストシーズンでパドレスの主力が目立った成績を残せなかったと説く一方で、ドジャースでは大谷翔平が投打で活躍し、打撃では突出した数字も残したと評しており、「パドレスにもこうした形でチームを背負うスターが必要だ」と論じている。

 2点目では、救援投手の起用法を挙げた。佐々木朗希をリリーフに回すなどレギュラ―シーズンとは大きく異なる布陣で挑んだ指揮官の手腕をフォーカスし、「ブルペンの“層”はそれほど重要ではない」と指摘。続けて、「より重要なのは、投手起用の柔軟性と創造性であり、ロバーツ監督はこの点で完璧だった」などと絶賛する。

 そして、最後のポイントでは、「勝負強いロールプレイヤー(脇役)を見つけること」と綴っている。同メディアは、「ドジャースの脇役たちは決して優秀とは言えなかったが、要所でしっかり結果を出した」と説明。そのうえで、WS第7戦で貴重な同点弾を放ったミゲル・ロハスの名前を挙げ、「ロハスは決して良い選手ではない。しかし勝負強い。そしてポストシーズンでは、この勝負強さがものを言う」と強調している。

 不利の予想を覆し、短期決戦で強さを発揮したドジャース。連覇という偉業を果たした世界王者の戦いぶりは、まさに人々の記憶に刻まれるものとなった。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】「勝負強い」ライバル球団メディアも唸るロハスの起死回生の一発
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