常勝軍団に厳しい評価だ。

　球団史上初のワールドシリーズ（WS）連覇を成し遂げたロサンゼルス・ドジャース。1998～2000年ニューヨーク・ヤンキース以来となる３連覇を目指す同球団だが、その可能性については、現地時間11月17日（日本時間18日）、米専門ポッドキャスト番組『Foul Territory』の解説者から懐疑的な見解が示されている。
  　中でも特に厳しい意見を飛ばしていたのは、番組ホストの一人、A.J.ピアジンスキー氏だ。「本当に３連覇を成し遂げられるだろうか？」と共演者のアラナ・リゾ氏から聞かれた元オールスターの名捕手は、「いや、そう思わない」ときっぱり否定。その背景にあるドジャースの不安要素を指摘した。

　懐疑的な意見の理由としては、「先発投手がボロボロになってしまうかもしれない。救援投手の補強も必要だし、野手陣がまた１歳年をとる」と言及。今季の戦いぶりに関しても、「２連覇は危うかった。彼らを追い詰めている（トロント・）ブルージェイズのエラーが致命的だった」とその内容を振り返っている。

　また、「もちろんプレーオフ進出は可能だが、他の球団が彼らに勝つ方法を見つけ出すだろう」と続けたピアジンスキー氏。さらに番組内では、西武からポスティングでメジャー挑戦を表明した今井達也、ヤンキースからFAとなっているデビン・ウィリアムズらが、注目の獲得ターゲットに挙げられていた。

　王朝を築きつつあるドジャースだが、来季はその地位をどう守り抜くのか。今後も彼らの動向から目が離せない。

構成●THE DIGEST編集部

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