力強い発言が米球界で反響を広げている。
 
　埼玉西武ライオンズからポスティングシステムでメジャー挑戦を表明した今井達也。11月24日放送の「報道ステーション」（テレビ朝日系列）で、「（ロサンゼルス）ドジャースのようなワールドシリーズ優勝を狙えるチームなのか、ドジャースを倒しにいくのか？」と入団したい球団を尋ねられると、次のように回答した。
 
「僕は倒したいですね、どうせだったら。もちろん大谷（翔平）選手、山本（由伸）投手、佐々木（朗希）投手と一緒にプレーするのも楽しそうだなと思うけど、（ドジャースのような）ああいうチームに勝ってやっぱりワールドチャンピオンになることが、自分の人生にとって一番価値がある」
  　今井の”ドジャースを倒したい”発言は、実は米国内で小さくない話題になっている。米野球専門YouTubeチャンネル『Foul Territory』でMLBの敏腕記者ケン・ローゼンタール記者は「当たり障りのない答えばかり」と米球界の風潮を指摘しつつ、今回大胆な言葉を発した今井について、「もうお気に入りの選手かもしれない」と大興奮。熱い視線を送った。
 
　さらに番組内では、「ワールドシリーズを連覇した素晴らしいチーム」とドジャースを称え、「これこそが聞きたい言葉だった。イマイがどんな競争者になるかを示すものだ」と日本人右腕の姿勢を高く評価。「メジャーでの活躍が待ちきれない」と期待を寄せた。
 
　早くも米メディアの心をつかみ始めている今井。米移籍市場の中で日増しに注目度が上がっている剛腕の動向は今後も熱くなりそうだ。
 
構成●THE DIGEST編集部

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