現地11月30日、地元メディア『Dodgers Nation』によると、ロサンゼルス・ドジャースの捕手ダルトン・ラッシングが、今オフにトレード候補になる可能性があるようだ。

　ラッシングは2022年のMLBドラフト２巡目（全体40位）でドジャースに指名され、プロ入り。25年にMLBデビューし、53試合に出場したものの、打率.204、出塁率.258、OPS.582、4本塁打、24打点にとどまった。
  　MLB公式サイト『MLB.com』のマーク・フェインサイド記者は、「ラッシングはドジャースの将来を担う捕手だが、ウィル・スミスが2033年まで契約をしているため出場機会は限られる。ドジャースには40人ロースターに他の捕手がいないため、彼の放出に躍起になってはいないが、トレードの中心として起用される可能性は十分にあり得る」とコメントしている。

　一方、地元紙『Los Angeles Times』のジャック・ハリス記者は、ラッシングの外野起用の可能性についても触れ、「スミスの控えとして出場機会が少なかったラッシングは、外野での起用を通じてより安定した出場機会を得ることができる」と報じ、左翼の穴を埋めるため外野で試す計画を進めている可能性を伝えた。

　ドジャースは現状、ラッシングをトレードする意思は強くないとされるが、チーム構成やトレード市場次第で、将来的に移籍の可能性が残されていると言えるだろう。

構成●THE DIGEST編集部

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