ロサンゼルス・ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は、就任から10年間で世界一３回、プレーオフ進出10回という圧倒的な実績を残し、名将としての地位を確立している。そうした手腕について、フレディ・フリーマンが監督の献身的な姿勢とマネジメント能力を称賛したと、現地12月１日、ドジャース地元メディア『Dodger Blue』が報じた。

　ロバーツ監督は2015年11月にドジャースの監督に就任して以来、代理で務めた１試合を含め、レギュラーシーズン通算944勝576敗、勝率.621という驚異的な数字を誇る。
  　指揮を執った全10シーズン全てでチームをポストシーズンへ導き、ナショナル・リーグ西地区優勝９回、リーグ優勝５回、そしてワールドシリーズ制覇３回を成し遂げている。

　同メディアは、米スポーツメディア『The Athletic』のファビアン・アルダヤ記者の記事を通じた選手のコメントを紹介。その中でフリーマンは、監督が日々向き合う「エゴの管理」について言及した。

「誰でもエゴは持っている。それは人間として当然」としたうえで、「ロバーツ監督はそれを上手くコントロールし、選手全員のエゴをチームの規律という枠内に収めている。その一貫した姿勢が、選手たちを試合で全力を出し切らせる原動力となっている」と語った。

　さらにフリーマンは、「ロバーツ監督はドジャースを心から気にかけている。自分のためではなく、チームのために動いている。彼はその役割を本当に上手くこなしている」と話し、監督の献身的な姿勢がチームをひとつにしている要因だと強調した。

　今回の発言から、フリーマンがロバーツ監督を組織の中心と捉え、強い信頼を寄せている様子が窺える。

構成●THE DIGEST編集部

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