現地12月22日、米放送局『ESPN』は、ニューヨーク・メッツにフリーエージェントで加入したホルヘ・ポランコが、来季の一塁転向に前向きな姿勢を示していると報じた。ポランコは２年総額4000万ドル（約62億円）でメッツと契約している。

　ポランコはビデオ通話による入団会見で、来季の起用法について「チームからは一塁でかなりの出場機会があるだろうが、他のポジションに回る可能性もあると言われた」と話し、柔軟な起用を受け入れる考えを明かした。
  　さらに自身の役割については「私は一塁、二塁、三塁も守れる選手として各球団に売り込んでいた。だからメッツから『少し一塁、少し三塁を守れるか』と聞かれた際も、迷わずできると答えた」と、自身のユーティリティー性をアピールしたと強調した。

　32歳のポランコは2009年７月、17歳でミネソタ・ツインズとプロ契約。14年に20歳でMLBデビューを果たし、10シーズンを同球団で過ごした後、25年にシアトル・マリナーズへ移籍した。25年シーズンは138試合に出場し、打率.263、26本塁打、78打点、出塁率.326、OPS.821を記録している。

　チームの象徴だったピート・アロンソを失ったメッツにとって、スイッチヒッターで長打力も備えるポランコの加入は、攻撃力の維持と守備の柔軟性を同時に確保する補強となった。一塁でどのような存在感を示すかが、来季の注目点となりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

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