今オフ、ロサンゼルス・ドジャースはニューヨーク・メッツからFAとなっていたエドウィン・ディアスと契約し、新シーズンの守護神を獲得した。それでも、まだ陣容は完成していない。
ドジャース専門メディア『Dodgers Way』のスティーブン・パレロ記者が、「チームが2206年までに実行できる3つの明確な動きと、3つの突発的な動き」と題した記事を公開。「ディアスの獲得で課題のひとつを解決した。チームに大きな穴はないものの、まだやるべき仕事が残っている。FA市場とトレード市場の両方で、特定のターゲットを巡る噂が絶え間なく流れており、LAフロントが市場で攻勢をかけるのは間違いない」として、今後の補強戦略を予測した。
「冬が終わる前にドジャースが行なうであろう、明確な動き」として、パレロ記者は「スティーブン・クワン(クリーブランド・ガーディアンズ)のトレード」「クワンのトレードが成立しない場合、コディ・ベリンジャー(ニューヨーク・ヤンキースからFA)と契約する」「マイケル・コーペックとの再契約」の3つを挙げた。
「ドジャースは7月のトレード期限直前に、クワンの獲得まであと一歩のところまで迫った。今オフもふたたび強い関心を示しているのも当然だ。ロースターに残る最大の穴は左翼手だ。クワンの並外れた守備と卓越したコンタクトスキルの組み合わせは、LAのロースターに新たな次元をもたらすだろう。トレード期限以降も交渉を断続的に続けてきただろうから、クワンの獲得は、“もし”ではなく、“いつ”という状況のように感じる」
そのクワンと契約できないなら、パレロ記者は次善の策としてベリンジャーの獲得を推奨した。「アンドリュー・フリードマン編成本部長が、“次のターゲット獲得は、少し辛抱強く待つ必要があるかもしれない”、“攻撃と守備の両面で優れた選手を獲得したい”と発言しており、多くの人はそのターゲットをベリンジャーと見ている。ただ、唯一の障害は、22年にドジャースからノンオファーを受けたことへの確執の有無。もし、それがなければ、勝利は確実だ」と見通した。
今オフにドジャースからFAとなったコーペックとの再契約も、パレロ記者は必要だとした。「ディアスを獲得したものの、9回までの橋渡し役が必要だ。現状、タナー・スコット、アレックス・ベシアがセットアップマンと見られるが、いずれも左腕。ブレイク・トライネン以外の選択肢となる右投手として、コーペックとの再契約が重要になるだろう。故障の多さは問題点だが、24年シーズン終盤の活躍を忘れてはいない。市場での選択肢が限られていることを考えれば、当然の選択と言えるだろう」と記している。
こうした明確な動きに加え、「3つの突発的な動き」も予想。「クワンもベリンジャーも獲得できなければ、バイロン・バクストン外野手(ミネソタ・ツインズ)はどうだろうか。トレード拒否権を放棄する可能性がある。投手では、タリク・スクーバルを獲得する噂もあるが、フレディ・ペラルタ(ミルウォーキー・ブルワーズ)も候補になるだろう。エメット・シーハンと若手有望選手で交渉できるはずだ。シーハンからペラルタへのグレードアップは、先発陣に耐久性をもたらす。また、二塁手にケテル・マルテを獲得できれば大きな強化となり、トミー・エドマンをスーパーユーティリティーとして起用できる柔軟性を得られる」と記載した。
現地12月12日のディアスの補強以降、ドジャースは即戦力を確保していない。年末年始にかけて、何らかの動きがあるのだろうか。
構成●THE DIGEST編集部
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ドジャース専門メディア『Dodgers Way』のスティーブン・パレロ記者が、「チームが2206年までに実行できる3つの明確な動きと、3つの突発的な動き」と題した記事を公開。「ディアスの獲得で課題のひとつを解決した。チームに大きな穴はないものの、まだやるべき仕事が残っている。FA市場とトレード市場の両方で、特定のターゲットを巡る噂が絶え間なく流れており、LAフロントが市場で攻勢をかけるのは間違いない」として、今後の補強戦略を予測した。
「冬が終わる前にドジャースが行なうであろう、明確な動き」として、パレロ記者は「スティーブン・クワン(クリーブランド・ガーディアンズ)のトレード」「クワンのトレードが成立しない場合、コディ・ベリンジャー(ニューヨーク・ヤンキースからFA)と契約する」「マイケル・コーペックとの再契約」の3つを挙げた。
「ドジャースは7月のトレード期限直前に、クワンの獲得まであと一歩のところまで迫った。今オフもふたたび強い関心を示しているのも当然だ。ロースターに残る最大の穴は左翼手だ。クワンの並外れた守備と卓越したコンタクトスキルの組み合わせは、LAのロースターに新たな次元をもたらすだろう。トレード期限以降も交渉を断続的に続けてきただろうから、クワンの獲得は、“もし”ではなく、“いつ”という状況のように感じる」
そのクワンと契約できないなら、パレロ記者は次善の策としてベリンジャーの獲得を推奨した。「アンドリュー・フリードマン編成本部長が、“次のターゲット獲得は、少し辛抱強く待つ必要があるかもしれない”、“攻撃と守備の両面で優れた選手を獲得したい”と発言しており、多くの人はそのターゲットをベリンジャーと見ている。ただ、唯一の障害は、22年にドジャースからノンオファーを受けたことへの確執の有無。もし、それがなければ、勝利は確実だ」と見通した。
今オフにドジャースからFAとなったコーペックとの再契約も、パレロ記者は必要だとした。「ディアスを獲得したものの、9回までの橋渡し役が必要だ。現状、タナー・スコット、アレックス・ベシアがセットアップマンと見られるが、いずれも左腕。ブレイク・トライネン以外の選択肢となる右投手として、コーペックとの再契約が重要になるだろう。故障の多さは問題点だが、24年シーズン終盤の活躍を忘れてはいない。市場での選択肢が限られていることを考えれば、当然の選択と言えるだろう」と記している。
こうした明確な動きに加え、「3つの突発的な動き」も予想。「クワンもベリンジャーも獲得できなければ、バイロン・バクストン外野手(ミネソタ・ツインズ)はどうだろうか。トレード拒否権を放棄する可能性がある。投手では、タリク・スクーバルを獲得する噂もあるが、フレディ・ペラルタ(ミルウォーキー・ブルワーズ)も候補になるだろう。エメット・シーハンと若手有望選手で交渉できるはずだ。シーハンからペラルタへのグレードアップは、先発陣に耐久性をもたらす。また、二塁手にケテル・マルテを獲得できれば大きな強化となり、トミー・エドマンをスーパーユーティリティーとして起用できる柔軟性を得られる」と記載した。
現地12月12日のディアスの補強以降、ドジャースは即戦力を確保していない。年末年始にかけて、何らかの動きがあるのだろうか。
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