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MLB

ドジャース元MVPが、本気でバスケ転向を検討した過去を告白「攻撃をコントロールできた。ボールを失わなかった」

THE DIGEST編集部

2025.12.27

25年はショートで活躍したベッツ。14年のMLBデビュー後から結果を残してきたが、その前にはバスケットボールをするための大学進学を考えていたという。(C)Getty Images

25年はショートで活躍したベッツ。14年のMLBデビュー後から結果を残してきたが、その前にはバスケットボールをするための大学進学を考えていたという。(C)Getty Images

 スーパーエリートが、驚きの下積み時代を告白した。

 ロサンゼルス・ドジャースのムーキー・ベッツは、21歳だった2014年6月にボストン・レッドソックスでMLBデビューを飾って以降、輝かしいキャリアを築いてきた。

 15年にセンターのスタメンに定着すると、ライトにコンバートされた翌年には打率.318、31本塁打、113打点、26盗塁でシルバースラッガー賞とゴールドグラブ賞を受賞する。

 その後も順調にキャリアを重ね、18年には首位打者を獲得しMVPに選ばれる。20年にドジャースに移籍してからはセカンドやショートでも活躍し、今年までチームの3度の世界一に貢献。ここまで通算で1767安打291本塁打を記録している。
 
 そんなベッツが、メジャー昇格前にバスケットボールをするための大学進学を考えていたという。ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』が「ベッツはマイナーリーグ時代に野球を諦めかけ、大学バスケットボールの道を追求することを検討し、大学出願のためにACT(米国の大学入学に使われる標準テスト)を受験する予定まで組んでいたと明かした」と伝えた。

 同メディアによると、ベッツが自身のバスケットボールの腕前について、こう語っていたという。

「たぶん1試合平均14ポイントくらい取っていた。ダブル・ダブル (得点、リバウンド、アシスト、スティール、ブロックショットの5つのうち2項目で二桁を記録する)に近かった。だから本当に試合をコントロールしていた。私はスターではなかったけど、攻撃をコントロールできた。ボールを失わなかった。試合に勝つことはできないけど、勝てる選手にボールを届けることはできた。それは保証する」

 ボウリングでもプロ級の腕前を持ち、ゴルフ、ピックルボールなどをこなせる抜群の運動神経の持ち主としても知られているベッツ。マイナー時代の決断次第では、今はNBA選手だったのかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部

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