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MLB

「中心となるのは再びオオタニだ」侍ジャパンMLB組3選手に海外メディアも注目 「“肩書き”ではなく、編成上のバランスや起用法を踏まえて選ばれた」

THE DIGEST編集部

2025.12.27

大谷が前回大会に続き、日本を連覇に導くか。(C) Getty Images

大谷が前回大会に続き、日本を連覇に導くか。(C) Getty Images

12月26日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表8名が発表された。井端弘和監督から名前を読み上げられたのは日米両球界の8投手で、メジャーからは大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)、菊池雄星(ロサンゼルス・エンジェルス)、松井裕樹(サンディエゴ・パドレス)が選ばれた。

 MLB所属投手3人がWBCメンバーに名を連ねるのは過去最多。しかも、大谷、菊池、松井といずれも米球界での実績は十分だ。“第一陣”として発表された3人のMLB組は、連覇を狙う日本を牽引する立場となるのは間違いない。
 
 “侍ジャパン”に選出されたMLB組3人には、海外メディア『as』米国版も注目。今回発表された日本代表メンバーの印象や、メジャーからの大谷、菊池、松井の代表入りについて独自の解釈で、その理由を読み解いている。

 同メディアは、「アーロン・ジャッジ、タリク・スクーバルらMLB大物選手を揃え、オールスターを思わせる顔ぶれを早くから示したアメリカに対し、日本は異なる方向性を選んでいる」などと主張。米国代表の顔ぶれと比較しながら、「日本は注目度の高さを競うのではなく、チームとしての一貫性を重視する姿勢だ。この大会を短期決戦というより、時間をかけて形にしていく長い取り組みとして捉えている」と見解を示している。

 そのうえで、「中心となるのは、再びショウヘイ・オオタニだ。2023年マイアミでの決勝を決定づけ、MVPとして大会を締めくくった男は、今回も初期リストに名を連ねた。背番号は象徴となった16番だ」と説明。また現在も議論されている大会での“二刀流”の行方についても言及し、「焦点は出場そのものではなく、どのように起用されるかにある」と指摘する。

 さらに同メディアは、「他にも2人のMLB選手が含まれた。ユウセイ・キクチは34歳にして移籍や度重なる故障などの経験を経て、ついに代表デビューを迎える」と振り返り、続けて、「ユウキ・マツイは、短いイニングで力を発揮する現代型リリーバーで、役割に徹するタイプだ」と評している。

 そしてMLB組の3人に対しては、「いずれも、“肩書き”ではなく、編成上のバランスや起用法を踏まえて選ばれた」などと見通している。

 大谷、菊池、松井、それぞれの経験値が連覇への大きなカギを握ると言っても過言ではないだろう。侍ジャパンの中核を担うその存在には、合流直後から数えきれないほどの視線が注がれることになりそうだ。

構成●THE DIGEST編集部
 

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