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侍ジャパン

「優勝しかない」WBC連覇狙う侍ジャパン 指揮官の発言から見えた戦略「“勝ち”にこだわる」

野口一郎(THE DIGEST編集部)

2026.01.26

WBC本大会の日本代表メンバーについて井端監督は30人のうち29人を発表した。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

WBC本大会の日本代表メンバーについて井端監督は30人のうち29人を発表した。写真:金子拓弥(THE DIGEST写真部)

 1月26日、第6回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する野球日本代表「侍ジャパン」の代表追加メンバーの記者会見が行なわれ、チームを率いる井端弘和監督がロースター30人のうち、29人を読み上げた。

 全員が決まったわけではないものの、ハイレベルな選手たちが名を連ねた。WBC本大会で侍ジャパンはどのような戦いを見せるのか。井端監督は記者から「世界を相手に、どのようなドラマを描いているのか」と尋ねられると、「優勝しかないです。試合内容にあまりこだわらず、“勝ち”にだけこだわります」と自信を持って答えた。

 この言葉が象徴しているように選手起用は、あくまでもコンディションを見極めながら柔軟に対応していくスタイルのようだ。野手について指揮官は、「まだ大まかに何通りかしか、打線は組んでないです。状態を見てから考えます」と明かす。

 チームの大黒柱である大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)は上位打線に据える考えを示唆しつつ、注目の4番は「特に決まっていないですけど、皆さんが思っている選手は、みんな候補です」とコメント。明言は避けた。

 一方で、鈴木誠也(シカゴ・カブス)や岡本和真(トロント・ブルージェイズ)、村上宗隆(シカゴ・ホワイトソックス)といった長打が期待されるMLB野手組の打順や起用については、こう述べた。
 
「一番は流れだと思っています。メジャーのキャンプを見られないので、状態はなかなか把握しづらいかもしれないですけど、本人に聞きながらやろうかなと。打てる選手がいっぱいいますので、どういう組み合わせが一番得点しやすいかをコーチと相談しながら探ります」

 投手陣に関しても同様の考えがうかがえた。昨季ワールドシリーズMVPを受賞する大活躍をみせた山本由伸(ドジャース)は「日本でトップの投手であるのは間違いない」とエースに指名。そのうえで、ワールドシリーズでの中0日登板のリリーフ起用のような具体的な判断については、全投手について「ボールを見てからです」と繰り返した。

 コンディションのより良い選手を見極めて連覇を目指す。就任当初から目標にしていたWBC優勝に向け、井端監督の覚悟が見られそうだ。

取材・文●野口一郎(THE DIGEST編集部)

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