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吉田正尚、トレード移籍の可能性を否定せず「もしそうなったら、そうなったで仕方がない」地元記者の見解は「ただ、そう簡単にはいかない」

THE DIGEST編集部

2026.05.25

現地24日のツインズ戦で今シーズン初本塁打を放ったレッドソックスの吉田。(C)Getty Images

「ボストン・レッドソックスは今後、多くの決断を下さなければいけない」

 米誌『Sports Illustrated』でレッドソックスを担当するパトリック・マカボイ記者が、このように記して吉田正尚の去就に言及した。

 現地24日時点で、レッドソックスは22勝30敗でア・リーグ東地区の最下位。ミネソタ・ツインズとの3連戦に3連敗したタイミングだ。

 そんななかマカボイ記者は、「端的に言えば、レッドソックスの状況は芳しくない」と現状を説明。「チームには多くの才能ある選手がいて、(負傷者リスト入りしている)ローマン・アンソニーとギャレット・クロシェはそのうち復帰するはずだが、潜在能力と結果は別物だ」と続けた。

「レッドソックスはこれから、どうするつもりなのか」と記したマカボイ記者は、「ロースター全体に不安要素があることが、事態をさらに悪化させている。その一例が間違いなく吉田だ。アンソニーが復帰すれば外野陣はふたたび5人となり、誰かがベンチを温めることになる。アンソニーが離脱する前、その立場にあったのは吉田だった。5年総額9000万ドル(約143億円)の契約の4年目を迎えているにもかかわらず、ロースターは外野陣の戦力を最大限に活かすようには構成されていない」

 さらにマカボイ記者は、レッドソックス専門メディア『MassLive.com』のクリストファー・スミス記者の記事を引用し、吉田本人のコメントに言及。吉田は「より安定した立場になるチームへの移籍を希望しているのか?」との質問に対し、「それもゲームの一部ですよね。もしそうなったら、そうなったで仕方がない」と通訳を介して語り、トレード移籍の可能性を否定しなかったという。

 
 ただ、あまり出場機会がないなかでも吉田は、打率.263、出塁率.355、長打率.379、OPS.733、1本塁打、7打点。「5番・DH」で3試合ぶりにスタメン出場した24日のツインズ戦では4打数2安打、1本塁打と結果を残している。

「吉田のトレードを難しくさせているのは、彼がチームでも攻撃力の高い選手のひとりだということ。ツインズ戦では今シーズン初のホームランを放った。出場機会こそ安定しないが、吉田の打力は依然として重要だ。トレードが難しいもうひとつの理由として、年俸の高さもある。来シーズンの年俸は1860万ドル(約29億円)であり、昨オフに移籍が取りざたされたものの、結局、何も実現しなかった。26年のトレード期限までにレッドソックスは放出するのだろうか。ただ、そう簡単にはいかないだろう」

 アンソニー、セダン・ラファエラ、ウィラー・アブレイユ、ジャレン・デュラン、ミッキー・ギャスパー、アンドリュー・モナステリオらと外野のポジションやDHを争う状況は、監督が代わった後も変わりない。レッドソックスでは安定した出場機会がなく、高年俸がネックとなって他球団への移籍も難しい。はたして吉田には、どのような将来が待っているのか。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】現地24日のツインズ戦で、吉田正尚が放った今シーズン第1号!
 
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