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「調子が悪くても2イニングに1失点」スキーンズのキャリアを物語る驚異のデータ 敗戦時防御率4.58は現役最低

2026.06.22

打線の援護不足もあり、黒星を喫しているパイレーツのスキーンズ。(C) Getty Images

打線の援護不足もあり、黒星を喫しているパイレーツのスキーンズ。(C) Getty Images

 現地6月21日、米スポーツサイト『The Sporting News』は、ピッツバーグ・パイレーツのポール・スキーンズが「誰も気にしないような驚異的なMLB記録」を保持していると報じた。

 今季ここまで16試合に登板して6勝7敗、防御率2.86、WHIP0.93を記録している右腕だが、その記録は意外にも「敗戦投手となった試合での防御率」に関するものだという。
 
 記事によると、スキーンズの敗戦試合における防御率は4.58。米国の著名な野球統計アナリスト、ジェイ・ヘイ氏は、この数字について「現役投手で最も低く、MLB全体でも少なくとも過去50年間で最低の数値だと」と紹介した。

 その記録には、前日20日の敵地コロラド・ロッキーズ戦も含まれている。スキーンズは先発して6回104球を投げ、被安打4、奪三振8、与四球2、失点2と力投したものの、打線の援護に恵まれずチームは1対2で敗戦。自身に7敗目(6勝)が記録された。

 同メディアは、この数字について「スキーンズがパイレーツで歩んできたキャリアを象徴するデータだ」と言及。「調子の悪い登板でさえ、ほぼ2イニングに1失点しかしていない」と、その安定感を高く評価した。

 一方で、このデータは「パイレーツ打線がスキーンズに十分な援護を与えていないことを示している」と指摘。防御率4.58は6回3失点程度に相当するが、それで黒星を喫するということは、打線がそれ以下の得点しか奪えていないことを意味しており、深刻な援護不足が浮き彫りになっていると伝えた。

 さらに、今季のパイレーツ打線が昨季より改善傾向にあるとし、「今後は不運な敗戦を減らせる可能性がある」と展望。スキーンズ本人も、このような記録ではなく、勝利やタイトル争いにつながる結果を望んでいるはずだと報じている。

 24歳のエースは、敗戦時ですら歴史的な数字を残している。今回の記録は、その卓越した投球内容とチーム事情の双方を映し出すデータと言えそうだ。

構成●THE DIGEST編集部

【動画】打線の援護なく黒星も…スキーンズが8奪三振をマーク
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